広島ドラ1森下、鷹ドラ3津森、巨人は太田…1年目から期待したい12球団ルーキーは?
DeNAドラフト2位坂本は2018年新人王の東と同じ立命大出身
2020年が始まり、新たな1年が幕を開けた。各球団が仕事始めを迎え、今季のルーキーたちは続々と各チームの選手寮へ入寮し始めている。ここから新人合同自主トレで体を作り、プロとして初のキャンプへ挑んでいくことになる。
支配下登録74人、育成選手33人が新たにプロの門を叩く。そこで、ここでは今季、即戦力としての台頭を期待したいルーキーたちを各球団で1人ずつピックアップしてみたい。
【セ・リーグ】
○巨人:太田龍投手
ドラフト2位でJR東日本から入団する190センチ超え、最速153キロの本格派右腕。カーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップなど変化球も多彩。社会人卒ではあるが、まだ21歳。まずはじっくりと経験を積ませ、シーズン途中から1軍の戦力になることを期待されている。
○DeNA:坂本裕哉投手
ドラフト2位で立命大から入団する左腕。大学時代には4年春にMVPに輝くなど活躍した。大学の2年先輩である東克樹は2018年に新人王に輝いており、その先輩に続く即戦力としての活躍が期待される。
○阪神:西純矢投手
創志学園からドラフト1位で入団した高卒右腕。阪神はドラフト1位から5位まで高校生を指名し、将来性を重視した顔ぶれに。その中でも西は最速154キロを誇り、1年目から1軍でデビューするポテンシャルは秘めている。
○広島:森下暢仁投手
ドラフト1位で一本釣りに成功した大学生No1投手。最速155キロを誇り、文句なしの即戦力右腕。1年目からローテの一角を担い、2桁勝利も期待したくなるほど。来季の新人王の有力な候補でもあるだろう。
○中日:橋本侑樹投手
ドラフト2位で指名された最速148キロの左腕。大商大4年時にはノーヒットノーランを達成している。チーム内には左投手の枚数が多くなく、即戦力として1年目から1軍でプレーすることを期待される。
○ヤクルト:奥川恭伸投手
高卒ルーキーでありながらも、即戦力としての活躍も期待したいドラフト1位の奥川。最速158キロを誇るボールは高いレベルにある。2位の吉田大喜投手と共に手薄な台所事情を救う存在になってもらいたい。
ロッテドラ1の佐々木朗は体作りが最優先も、やはり1軍で見てみたい…
【パ・リーグ】
○西武:宮川哲投手
ドラフト1位で東芝から入団した本格派右腕。圧倒的な破壊力を誇る野手陣に対して、手薄な投手陣だけに即戦力として期待は大きい。最速154キロの真っ直ぐを武器に活躍を期待したい。
○ソフトバンク:津森宥紀投手
ドラフト3位で東北福祉大から入団したサイド右腕。最速149キロを誇り、鋭いスライダーも。社会人出身の佐藤が1位だが、チームの外野手は多士済々。変則右腕の津森には中継ぎとして活路がありそう。
○楽天:津留崎大成投手
ドラフト3位で慶大から入団。最速153キロを誇り、即戦力の中継ぎとして期待がかかる。こちらも社会人出身の小深田が1位にいるが、リリーフとしての津留崎の方がチャンスは多いか。
○ロッテ:佐々木朗希投手
最速163キロを誇る“令和の怪物”。まだ肉体的には弱さが残るだけに1年目は体作りからのスタートか。それでもそのポテンシャルは計り知れないだけに1年目から1軍の舞台で見てみたい期待を抱かせる。
○日本ハム:河野竜生投手
ドラフト1位で加入した社会人No1左腕。最速151キロの真っ直ぐを武器とする先発型投手だ。有原に続く先発ローテの一角を担う存在として期待したい。2位の立野和明や4位の鈴木健矢らも即戦力として期待の投手。
○オリックス:村西良太投手
1位に宮城大弥、2位紅林弘太郎と高校生を指名したオリックス。即戦力として期待されるのは3位で指名した村西だ。最速152キロを誇るサイド右腕で先発、中継ぎ双方で期待されている投手だ。(Full-Count編集部)