JAXAとスカパーJSATは12月2日、小型実証衛星4型(SDS-4)の譲渡が完了したことを発表しました。


SDS-4は50kg級の小型衛星で、「衛星パラメータの変更や船舶数の変化、天候等、様々な環境下における信号をのべ38万信号分取得し、衛星AIS受信機の技術的な検証を実施した」と説明されています。


そして今回の譲渡は、JAXAが開発した人工衛星を民間企業に譲渡した初のケースとなります。


JAXAは、今回のようにミッション目的を達成した人工衛星が民間企業に譲渡され、活用されることは、宇宙産業の拡大につながると期待しています。


またスカパーJSATは、低軌道衛星の保有が同社の宇宙・衛星事業ビジョンの一環としての取組みに合致すると伝えています。


 


Image: JAXA
Source: JAXA
文/塚本直樹