3Dカメラ搭載iPad Proはやはり来年初め登場? iPhone SE2(仮)も発売と有力アナリスト予測
例年ならばそろそろ聞こえてきそうな新型iPad Proの噂ですが、次期モデルの発表は、やはり若干先になるかもしれません。

2020年第1四半期(1月〜3月)に、ToF方式の背面3Dカメラを搭載した次期モデルが登場との予測が報じられています。今回の噂も、アップル未発表製品の予測に定評あるアナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートからのもの。同氏は2018年末にも「ToF方式の3Dカメラが2019年後半〜2020年の初頭にiPadに導入され、2020年後半にはiPhoneにも採用」と予測していた経緯がありますが、今回のレポでは時期がさらに絞り込まれました。

ちなみに米Bloombergも1月には「2020年初頭に3Dセンサー搭載のiPad Pro発売」と伝えていましたが、その後に「2019年内」と修正しています。

さて、カメラに搭載されると噂のToFとは、Time of Flightの略語。対象物に投射された光が反射されて戻ってくるまでの時間から距離を計測し、物体の形状や空間および動きを認識する技術のことです。韓国メディアThe Elecも「LG Innotekが2020年に次世代iPadおよびiPhoneにToF方式の3Dモジュールを供給する予定」と報じていました。

合わせてKuo氏は、今後のMacBookラインアップの発売スケジュールにも言及しています。以前も「16インチMacBook Proが新型シザー式キーボードを初採用として今年秋に発売」と述べていましたが、その見解は変わっていません。

それとは別に、2020年第2四半期(4〜6月)に新型MacBookモデルが登場すると予測。こちらも新型シザー式キーボードが搭載されると示唆しているとのことです。

同氏は前も2020年発売のMacBookシリーズにつき、ここ数年のモデルに採用されてきたバタフライ式キーボードから、より信頼性の高いシザー式キーボードに全面的に切り替えられると予測していました。キー入力の不具合など様々な問題を抱えて集団訴訟にも発展し、搭載機種すべてが無償修理プログラムの対象となったバタフライ式ですが、ようやくアップルもユーザーも負担から解放される日が来そうです。

そして同氏は、2020年の第1四半期においてiPhone SE2(仮)の発売を確信していると、改めて強調しています。iPhone 8級の(iPhone 11よりは)小型なボディに最新プロセッサーを搭載したという安価なモデルがアップルの成長戦略に果たす役割をKuo氏は重要と評価しているのかもしれません。