いつでもどこでも2画面が使えるノートPC! 進化したセカンドディスプレイ搭載「ASUS ZenBook 14/15」の実力

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●ScreenPad 2.0が予想以上に便利で面白い! ASUS ZenBook 14/15
ASUSは8月20日、都内にてASUS設立30周年を記念した『「WISER TOGETHER〜30 Years Together」 スマートフォン・ノートPC新製品発表会』を開催。

薄型軽量のモバイルノートパソコン「ASUS ZenBook 14/15」シリーズを発表しました。

価格および発売日は以下のとおりです。※価格はすべて税別
ASUS ZenBook 14
・UX434FL-8565:183,500円(9月下旬発売予定)
・UX434FL-A6002TS:166,500円(8月23日発売)
・UX434FL-A6002T:144,500円(8月23日発売)

ASUS ZenBook 15
・UX534FT-A9012TS:222,500円(8月23日発売)


ZenBookと言えばスピンドルデザインの天板がトレードマーク


ZenBookシリーズは国内でも高い人気を誇るモバイルノートパソコンシリーズです。
ASUS ZenBook 14は14型ワイトTFTカラー液晶を搭載、ASUS ZenBook 15は15.6型ワイドTFTカラー液晶を搭載しています。

昨年発売されたモデルから、タッチパッド部に「ScreenPad」という液晶ディスプレイを搭載しており、
・タッチパッド操作(マルチタッチ対応)
・セカンドディスプレイ機能
・ランチャー機能
これらを可能としていました。
今年はこの機能が「ScreenPad 2.0」へと進化し、より使いやすくなりました。


前モデルより大きい5.65インチのタッチスクリーンを採用したScreenPad 2.0


ScreenPad 2.0の表示切り替えはキーボード上部のF6キーに割り当てられています。
F6キーを押すたびに、
・ScreenPadモード
・タッチパッドモード
・タッチパッドOFF
この3つのモードがトグル方式で切り替えられます。

また、ScreenPadモード時にタッチパッド部を指3本で同時にタップすることで、一時的にタッチパッドモードに戻して操作することも可能です。


そのほか、ファンクションキー操作には画面輝度調整や音量調整なども設定されている


ScreenPadは、ランチャー以外の便利な使い方として、
・メインディスプレイで動画を見ながらScreenPad部でSNSを利用
・ゲームをプレイしながら攻略情報を表示
・アプリケーションの機能を割り当ててホットバー化
こういった使い方もあります。
ZenBook 14/15本体のメインディスプレイもタッチパネルを採用していること考慮すると、ScreenPadは単純なタッチパッドとして利用するよりも、セカンドディスプレイとしての利用がメインになりそうです。


●見た目はそっくりだが用途に応じた機種選択が必要
デザイン面ではZenBookシリーズのトレードマークでもあるスピンドル加工の天板を採用しつつ、メインディスプレイ周辺を狭額縁化して筐体をコンパクトに。
ASUS ZenBook 14では画面占有率90%を達成し、14インチディスプレイを採用したノートパソコンでは世界最小クラスを実現しました。


左がASUS ZenBook 14、右がASUS ZenBook 15


2機種の大きな違いはキーボードにもあります。
ASUS ZenBook 14では、コンパクトな筐体に合わせてテンキーのないキー配置とした代わりに、デスクトップパソコンと変わらない19mmフルキーピッチを実現しました。

ASUS ZenBook 15ではキーピッチ18.5mmとわずかに狭くなるものの、タッチタイプ可能なキー配置に加えてテンキーも搭載。
デスクトップ用キーボード同様の作業効率を実現しています。
画面サイズ以外にも、キーボードの設定で機種を選択しても良いでしょう。


テンキーの有無は、デスクトップパソコン愛用者にとって大きな選択基準になる


外部接続端子類も豊富です。
ASUS ZenBook 14では、
HDMI×1基、USB 3.1(Type-C/Gen2)×1基、USB 3.1(Type-A、Gen2)×1基、USB 2.0×1基、microSDカードスロット×1基を搭載。

ASUS ZenBook 15では、
HDMI×1基、USB 3.1(Type-C/Gen2)×1基、USB 3.1(Type-A、Gen2)×1基、USB 3.0×1基、SDカードスロット×1基を搭載しています。


ASUS ZenBook 14右側面。microSDカードが直接使えるのは便利



ASUS ZenBook 15右側面。こちらは高速なUSB 3.1ポートの豊富さとデジカメなどで用途の多いSDカードを使えるのが特徴


キーボードの違いでも用途によって機種を選べる本シリーズですが、外部接続端子類でも自分の用途に合わせた選択が必要でしょう。

そのほかの仕様や性能は以下のとおりです。

ASUS ZenBook 14
・UX434FL-8565
CPU:Intel Core i7-8565U
GPU:NVIDIA GeForce MX250
質量:約1.3kg
バッテリー:約7.8時間
SSD:1TB
オフィスアプリ:WPS Office

・UX434FL-A6002TS
CPU:Intel Core i5-8265U
GPU:NVIDIA GeForce MX250
質量:約1.3kg
バッテリー:約8.2時間
SSD:512GB
オフィスアプリ:Microsoft Office Home Business 2019

・UX434FL-A6002T
CPU:Intel Core i5-8265U
GPU:NVIDIA GeForce MX250
質量:約1.3kg
バッテリー:約8.2時間
SSD:512GB
オフィスアプリ:WPS Office

ASUS ZenBook 15
・UX534FT-A9012TS
 CPU:Intel Core i7-8565U
 GPU:NVIDIA GeForce GTX1650
 質量:1.7kg
 バッテリー:約7.8時間
 SSD:512GB
オフィスアプリ:Microsoft Office Home Business 2019


●リッチな作業環境を常に持ち歩きたい方にオススメ!
薄型コンパクトなデザインに仕上げつつも、NVIDIA製のディスクリートGPUを搭載するなど、他社モバイルノートパソコンとは一線を画す性能に仕上げてきた本シリーズは、
ビジネスでもプライベートでも、メインパソコンとして利用できるポテンシャルがあります。

とくにScreenPad 2.0の使いやすさは展示会場で十数分間の試用だけでも十分に伝わるほどで、
・ランチャー機能としての使いやすさ
・デュアルスクリーン環境を常に持ち歩ける機能性
・これらを1つのUIにコンパクトにまとめたUXの高さ
こういった部分に強く惹かれました。


ScreenPad 2.0はテンキーや手書きメモとしてもフル活用できる


そしてこのノートパソコンが14万円台から購入できるという点も大きな魅力です。
・大画面+デュアルスクリーン環境を常に持ち歩きたい
・デスクトップパソコン並みの作業効率が欲しい
・手頃な価格でパワフルな性能のモバイルノートパソコンが欲しい
こういったユーザーの声にも、十分応えられる機種ではないでしょうか。


執筆 秋吉 健