映画『アルキメデスの大戦』初日舞台挨拶が26日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの菅田将暉、柄本佑、浜辺美波、舘ひろし、監督の山崎貴が登壇した。

『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などで知られる映画監督・山崎貴が、『永遠の0』以来再び第二次世界大戦を描く本作。巨額の国費を投じる“大和”建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうと奮闘する天才数学者・櫂直を菅田将暉が演じるほか、軍人・山本五十六役に舘ひろし、櫂直に想いを寄せる造船会社の社長令嬢・尾崎鏡子を浜辺美波、共演に柄本佑、田中泯、橋爪功、國村隼、小林克也、小日向文世、笑福亭鶴瓶らが名を連ねる。

公開初日を迎え、さっそく“エゴサーチ”をしたという山崎監督。舘が「“エゴサーチ”って何?」と首をかしげると、菅田から「SNSで調べることです」と説明が。舘のお茶目な一面に会場が笑いに包まれる中、浜辺は「今日は日比谷をフラフラしていたんですが、映画館に向かう人たちが多くて、たくさん観ていただけてるようで嬉しいです!」と喜びをあらわにした。

印象的なシーンを聞かれた舘は、菅田扮する櫂直が数式を書き上げるシーンをあげ「本当に心に残りました。感動しました。おじさん俳優で全員拍手しましたもん」と明かす。柄本も「ほんとに毎回、一回一回新鮮に感動するのよ。菅田氏の“黒板芸”は、本当に見事でした!」とこぼすと、菅田は「“黒板芸”いうな(笑)俺そんな芸身につけてたんか(笑)」とツッコミ、笑いをさらった。

イベントでは、変わり者と呼ばれる主人公・櫂直にちなみ、「自分のここが変だ!」と思うところをキャスト陣が発表。菅田が「よく論争になるのが、“白ご飯と牛乳”の組み合わせがこの世で一番好きなこと」と明かすと、観客からは「えー!」とどよめきが。柄本が「それは変だ…口の中に米が入ってるところに牛乳を飲むわけじゃないよね?おはぎみたいな感覚なのかしら?」と聞くと、菅田は「それがいいのよ!おはぎのような甘みがある。ちょっと、えもたす(柄本)の食べ物の例えハマらないけど(笑)」と話す。

柄本・浜辺から共感が得られなかった菅田だが、舘の「僕はわかる」というコメントに、「嬉しい!!」と満面の笑み。舘は「英国のデザートにライスプディングっていうのがある。それはご飯に生クリームのようなもので、その感覚だと思う」とコメントした。

浜辺は「横で寝るよりも、座っている方がよく眠れる」と暴露。これまた会場がどよめく中、菅田・柄本から「寝返りは座ったままうつの?」「起きた時も座ったままなの?」と質問の嵐が。浜辺は「その方が眠りに落ちやすいんです。真似しちゃダメですよ(笑)」と話すと、柄本は「刀をここに(抱きかかえるように)したら侍のようだね」とツッコミがあり、会場は笑いに包まれていた。

一方、舘が「変わったところは全くない」と即答すると、菅田は「いろんなこだわりがあるイメージ。舘さんとの昼食は楽しい。いろんなものを出してくれる。(現場で)パンやザーサイ、お味噌汁を舘さんが出してくれるんですよ?」と舘の紳士な振る舞いを明かした。

さらに、菅田が「鼻フェチなんです。舘さんの鼻は僕からしたら完璧なんです!計りたい!」と告白すると、舘が一生懸命鼻を隠したりと、仲睦まじいやりとりに会場は歓声に包まれていた。

イベントの最後には、映画の船出を祝う“出港式”が行われ、キャスト陣が客席にテープを投げ込むなど、大盛り上がりのうちに幕を閉じた。

映画『アルキメデスの大戦』は全国東宝系にて公開中

(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会

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