乃木坂46堀未央奈、”初出演・初主演”映画で上海映画祭優アジア新人部門の優秀女優賞に輝く
映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』の主人公・成田初役を演じた堀未央奈が、中国・上海で現在開催中の第22回上海国際映画祭にてアジア新人部門・優秀女優賞を受賞した。
1993年より開催され、今年で第22回を迎える上海国際映画祭は、アジア最大級の規模で開催され、カンヌ・ヴェネツィア・ベルリンと並んで、国際映画製作者連盟(FIAPF)に公認されている映画祭だ。権威ある映画祭にて、本作の主演を務める堀未央奈がコンペディションのひとつでアジアの新人監督、俳優などを対象とした「アジア新人映画部門・優秀女優賞」を受賞した。
堀は、本作が映画初出演、初主演であり、もちろん、海外映画祭への参加も初。今回の受賞を受け、本作にてメガホンをとった山戸結希監督とともに、上海へ渡ることとなった。
優秀賞受賞式が行われる上海大宁福朋喜来登酒店へ到着すると、優秀賞受賞式会場へ入る直前で本作のポスターを見つけ「(優秀賞をこれから受賞するんだという)実感が湧いてきました。すごく緊張していますが、日本を代表してというか、日本を背負いながら『ホットギミック ガールミーツボーイ』の良さを広めていけるように、背筋を伸ばして頑張りたいと思います」と掘は緊張を覗かせながら初々しく笑顔をみせた。
山戸監督から背中を押され、1人他受賞者とともに授賞式へと向かい、壇上に上がり、トロフィーと記念品が手渡されると、大感激しながら「今までの青春恋愛映画とは違った作品となっています。是非、世界中の方々にも楽しんで頂きたいです!」と感謝の言葉と共にコメント。アジアの次世代を担う女優の誕生に暖かな拍手が贈られた。
今回の受賞にあたって、本作の公式上映も実施。超満員の会場に堀と山戸監督が登場すると、万雷の拍手&大歓声が巻き起こり、”新時代の青春恋愛映画”を存分に堪能し、初の<3つの初恋>の行く末を見届け、熱気に満ち溢れた観客たちの盛り上がりように2人とも安堵した様子で大感激。
堀は「新しい恋愛映画の形を観て頂けたらと思って、今日は上海に来ました。宜しくお願いします。去年はアイドルとして上海へ、今日は女優してきました。昨年ツアーで来た時は皆さんがとても暖かく、メンバーみんなで喜んでいたのですが、今回はまた違った緊張感があって。乃木坂の私としても、堀未央奈としても、上海にこれからも来たいなと思いました」と挨拶。「掘ちゃーん!」と割れんばかりの歓声が止まらない。
山戸監督は挨拶を終えると、”少女漫画を映像化する際に心掛けていることは?”との質問に、本作をはじめ、少女漫画を原作とする映像化については「たった1人の指先でつくられる漫画と、大人数で製作する映画、たった1人の個人の眼差しを損なわないように映像化することを気をつけています」と応じた。
今回、特別に来場者たちから、質問を受けることとなり、貴重な機会に観客たちは大盛り上がり。清水・板垣・間宮と3つの初恋を共にしたキャストたちに関する質問に応じ、”圧巻のクライマックスシーン”についての質問に「撮影も終盤だったので、あまり時間もなく、数時間の中でワンカットで撮影しました。堀さんはその時の記憶がないと言ってました」と山戸監督。堀が「集中しすぎて記憶がないんです。没頭していたというか、映画でその没頭ぶりを楽しんで欲しいです」と続ける。
そして、最後は掘自身が考える本作の物語を尋ねられると、「私が演じた初は、ごく普通の17歳の女の子。恋愛だけでなく、家族や妹や、いろんな成長をしています。小さな女の子の成長を見て、自分も大切な大切な1人の人間なんだと思っていただけるようなストーリーじゃないかと思っています」と強くメッセージを込め語り、短き時間に惜しむ声も飛び交う中、舞台挨拶は幕を下ろした。降壇後もしばらく来場者たちの拍手はしばらく続いていた。
本日6月21日(金)夕刻帯から行われる<最優秀賞授賞式>に参加予定。「今回、この作品で初めて主演をさせて頂いたのですが、本当にすごく自信があたくさんの人に見て欲しい作品になったので、また授賞式でもっともっと『ホットギミック』を広めて、いろんな人に「見たいな」と思ってもらえるように頑張ります」と意気込む掘。
第22回上海国際映画祭 アジア新人部門 最優秀女優賞は『ホットギミック ガールミーツボーイ』を含む計3作品の中から4人がノミネート。(第22回上海国際映画祭 アジア新人部門での日本作品のノミネートは『ホットギミック』のみ。)掘が受賞となった場合、日本人初の快挙となる。
映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国公開
(C)相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
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