第2打席で今季1号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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復帰7戦26打席目で左中間へ131メートルの特大弾「打撃に関しては感覚が戻れば十分同じ感じでいける」

エンゼルス 5-4 ツインズ(日本時間14日・ミネソタ)

 エンゼルス大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、待望の復帰後初アーチを放った。敵地・ツインズ戦で2試合ぶりに「3番・指名打者」でスタメン出場。1点を追う3回の第2打席で一時逆転の1号2ランを放った。復帰7戦目、26打席目で左中間へ飛距離429フィート(約130.8メートル)の特大弾をかけた。9回の第5打席でも右前安打を放ち、3打数2安打1本塁打2打点。エンゼルスも接戦を制し、これで大谷が出場した6試合は5勝1敗、打点を挙げた4試合は全勝となった。

――今季26打席で豪快な一発だった。131メートルの特大弾だった。
「バランスよく、どの球種も投げてくる投手。真っすぐとか変化球ということではなく、三塁にランナーがいたので、外野までしっかり打てればいいと思って行きました」

――打った瞬間は。
「捉えた感じもいくなと思ってましたし、練習も打っている感じも左翼が浅め。多少打ち損じてもいくのは分かっていた。いくなと思ってました。いい打球だったと思います」

――本塁打が出て気持ち的には楽になるか。
「個人的に楽になることはないですけど、チームとして初戦、カードの頭を取れたのは良かった。ましては相手は素晴らしい投手。明日のゲームに対してリラックスして打席に入れると思います」

――手術を乗り越えて、あれだけの飛距離が出た。安心感はあるか。
「あんまりないですね。打撃に関しては感覚が戻れば十分同じ感じでいけるかなと思いますし、ただ配球も含めて攻め方も変わってくる。自分も進歩しないと、去年と同じ成績、または、それ以上の成績は残せないかなと思います」

――今季初安打は「安心した」と言っていた。初本塁打はどうか。
「明日以降リラックスして打席に入れるかなと。やっぱり早めに一本出ると、それ以降がちょっと楽になるかなと思います」

――第1打席で7球目を見て四球を取った。本塁打につながったか。
「(第1打席は)どれも際どいコースだった。ストライクでもボールでもしょうがないような感じでしたけど、際どいところで今日は僕の方に転がってきたのかなと。微妙なところで、あんまり浅いカウントから手を出さないのは悪いことではない。その中で甘く球を打てば、いい率が残っていくんじゃないかと思います」

今季初めて二刀流調整、試合前に投球練習70球&フリー打撃11発「全然やっていける」

――フリー打撃で41スイングで11本の柵越え。調子の良さを感じていたか。
「昨日も良かったですし、BPのときのボールの見え方、捉え方も悪くなかったので。そのまま試合に入りました。四球も取れましたし、いい形で出てくれてよかった」

――本塁打が出て気持ち的には楽になるか。
「個人的に楽になることはないですけど、チームとして初戦、カードの頭を取れたのは良かった。ましては相手は素晴らしい投手。明日のゲームに対してリラックスして打席に入れると思います」

――昨季の1号と違いはあるか。
「どの本塁打もうれしいですけど、去年の本塁打(1号)は特別じゃないかなと思います」

――9回の右前打は左腕から打った。
「初めて(打席に)立つ投手なので、その中で甘く来た球を捉えることが出来た」

――初めて投球練習をしてから試合に臨んだ。
「実戦形式の練習ではやっていたので。特に問題なく。明日次第ですけど、全然やっていけると思います」

――試合前に投球練習。最長110フィートの距離をとった。
「投球の方は焦る必要はない。ゆっくりめでメニューを組んでます。物足りないぐらいがちょうどいいんじゃないかなと思います」

――投手をやって打者をやる。リズムは出てくるか。
「本来のリズムはこっちなので。投げる練習をして、打つ練習もして試合に入るのがスタンダート。違和感はリハビリだからといって、ないと思います」

――70球の投球練習をしてから試合出場。ケアはするのか。
「基本的に(体の)反応が分からなかったりするので、アイシングはしないようにしています」(Full-Count編集部)