iPhone計算機の5つの便利技、教えます:iPhone Tips
iPhoneに標準搭載されている便利ツール「計算機」。普段の生活で計算する機会は意外と多いものですが、この「計算機」の機能を使いこなせていますか? 今回は、iPhoneの「計算機」が備える実は便利な技を5つご紹介しましょう。ぜひ日常生活に役立ててください。

ワンタップで同じ計算を繰り返す


iPhoneの計算機では、同じ計算を繰り返す"定数計算"をしたいときも簡単。計算結果の画面で「=」を押せば、ボタンを押すたびに同じ計算を繰り返してくれます。

▲「1,000,000×1.03」の場合。計算結果で「=」をタップすると(左)、同じ計算をした結果を表示する(右)。複利の計算をする場合は特に役立ちます

数字を間違えたときはスワイプでOK


通常、計算機で数字の入力ミスをしたときは「C(クリア)」をタップして削除します。しかし桁が多い場合、数字を最初から打ち直すのは面倒。そこで使えるのが、「スワイプで下一桁を消す」方法です。

入力した数字の上を左右どちらかにスワイプすると、数字の下一桁を消せます。


▲画面上部を左右どちらかにスワイプ(左)。下一桁が消えます。これなら打ち間違えも怖くない(右)

%の計算は引き算でできる


「〇%オフ」や「〇割引き」などと商品が定価から値引きされている場合、その割引額を求めて計算する人もいるのではないでしょうか。

例えば、9800円の商品が31%オフの場合、「9800×0.31」と計算し、定価からその割引額を引いて割引後の価格を確認するなど。でも、iPhoneの計算機なら、そんな手間とは無縁です。

計算方法は、「(定価)-〇%」するだけ。つまり、先ほどの例を使うと、「9800-31%」をするだけで、割引後の価格の「6762円」が一瞬で出るんです。

どのようにするかというと、まずは9800と入力。続けて-を押し、31を打ち、%をタップします。


▲9800を入力し、「-」をタップ(左)。%の数字を入力し、「%」をタップ

すると割引額の「3038」が表示されます。続けて、「=」をタップすると、割引後の価格が確認できます。


▲割引額の3038円が表示されるので、「=」をタップ(左)。9800円の31%オフの価格が出ました(右)

この方法なら、税込み価格を知りたい場合も簡単です。「(税抜き価格)+8%」と、消費税分の%を足し算すればOKです。

iPhoneを横にすれば関数電卓に変身



iPhoneの計算機は、画面を横に倒すと別の顔が現れます。横長の画面に関数がずらりと並ぶ、「関数電卓」として使えるのです。勉強や仕事で関数を使う機会がある人には役立つ機能でしょう。

iPhoneを横向きにすると、画面右側に立て画面と同様の計算機が、左側には関数が表示されます。「画面縦向きの画面ロック」をオンにしてると表示は変わらないので、オフにしておきましょう。


▲計算機の画面を横に倒した画面。これで関数電卓を忘れた際も、簡単な関数の計算が可能に

ちなみに、計算機の数字を長押しするとコピー/ペーストもできます。友人と割り勘の額を共有するときや、計算結果をメモしたいときなどに重宝しますよ。


▲数字を長押しすると、「コピー ペースト」と表示されます