「マルカ」紙が選出の「昨季ワーストイレブン」【画像:Football ZONE web】

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「マルカ」紙が選出 カリウスは昨季CL決勝の痛恨ミスが悪印象に

 FIFA(国際サッカー連盟)は現地時間24日に年間表彰式「ザ・ベスト FIFAフットボールアウォーズ2018」を開催し、年間最優秀選手賞を受賞したレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチを含め、各賞の受賞者を発表した。

 ベストイレブンも発表され、1年を通して活躍した豪華な顔ぶれが揃った。これに対し、スペイン紙「マルカ」はそれとは正反対の「ワーストイレブン」を選出し、特集を組んでいる。

 守護神に選出されたのは今夏ベジクタシュに加入したGKロリス・カリウスだ。昨季リバプールの正GKとして迎えたUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード戦で致命的なミスにより2失点を招き、最終的に1-3で敗れることになった。

 最終ラインは昨夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入するも出番の獲得に苦しんだスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフ、昨季ACミランに加入するもチーム復権に貢献できず今夏ユベントスへの出戻りが決まったイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ、そして、昨季ユベントスへ期限付き移籍するも出場機会を得られずに今夏ロコモティフ・モスクワに移籍したDFベネディクト・へヴェネスが3バックを形成している。

 右サイドハーフには昨季までセビージャに在籍し、不振により今季からレンタルでフランス1部アミアンに加入した元ブラジル代表MFガンソ、左サイドハーフにはアーセナル、ロシア・ワールドカップ(W杯)とも低パフォーマンスに終始した元ドイツ代表MFメスト・エジルが入った。

オランダ代表で活躍したMFスナイデル、レスターに鳴り物入りで加入のFWイヘアナチョも

 中央には、昨夏ニースに加入するも昨季公式戦8試合の出場に留まり、冬にはカタール1部アラ・ガラファへと移籍した元オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデル、昨夏チェルシーに加入するもチームにフィットできずに今夏ACミランへと期限付き移籍したフランス代表MFティエムエ・バカヨコが配置された。

 トップ下に入ったのが、ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスだ。週給40万ポンド(約6000万円)という巨額の給料を手にしながら、それを見合う仕事ができていないことを指摘されている。

 セカンドトップには、FWルシアーノ・ビエットが選出。2015年にアトレチコ・マドリードへ加入するも、翌年にはセビージャへ期限付きで放出され、今年1月にはバレンシア。今夏にはフラムへとレンタルで転々とし、都落ちしてしまっている現状を伝えられている。

 最前線には、マンチェスター・シティから鳴り物入りでレスターに加入するも、期待ほどの活躍を披露できていないナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョが入った。

【一覧リスト】スペイン「マルカ」紙選定の「昨季ワーストイレブン」

「マルカ」が発表した「昨季ワーストイレブン」は以下の通り(所属は昨季→今季)

GK
ロリス・カリウス(リバプール→ベジクタシュ)

DF
ビクトル・リンデロフ(ユナイテッド)
レオナルド・ボヌッチ(ミラン→ユベントス)
ベネディクト・へヴェネス(ユベントス→ロコモティフ・モスクワ)

MF
ガンソ(セビージャ→アミアン)
ヴェスレイ・スナイデル(アラ・ガラファ)
ティエムエ・バカヨコ(チェルシー→ミラン)
メスト・エジル(アーセナル)
アレクシス・サンチェス(ユナイテッド)

FW
ルシアーノ・ビエット(フラム)
ケレチ・イヘアナチョ(レスター)(Football ZONE web編集部)