錦織圭【写真:Getty Images】

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第2セットでみせた強烈なバックハンドでのダウンザラインに大会が注目

 テニスの4大大会最終戦全米オープンは28日、男子シングルス1回戦を行い、世界ランク19位の錦織圭(日清食品)はマクシミリアン・マルテラー(ドイツ)と対戦。6-2、6-2、6-3のストレートで快勝した。大会公式は錦織が見事なダウンザラインを決める瞬間を動画で公開している。

 第2セット。3-2で迎えた第6ゲームだ。錦織のサービスを左のフォアで懸命にリターンするマルテラー。だがこの時点で勝負ありだ。サイドライン際に陣取っていた錦織は、飛び上がりながら、バックハンドで強烈なダウンザラインを決めて見せた。

 マルテラーが一歩も動けない見事なショット。相手を圧倒したこの試合を物語るような、インパクト十分の一撃だった。

 全米オープンは公式ツイッターに「ケイ・ニシコリ、フラッシング・メドウにお帰りなさい」と題してこの強烈なショットを動画で公開している。

 初戦の快勝発進に、海外テニス情報メディア「ライブテニス」も「2014年に全米オープン準優勝のケイ・ニシコリが素晴らしいスタートを切った。彼はマクシミリアン・マーターを6-2、6-2、6-3で下した。2回戦ではかつてのセミファイナリスト、ガエル・モンフィスと対する」と速報でツイート。注目度の高さもうかがわせる。

 2回戦の相手はトリッキーなプレーで知られる世界ランク39位のガエル・モンフィス(フランス)。手強い相手にどんな戦いを見せられるか。2014年に準Vと頂点まであと一歩に迫った大会で完全復活をアピールしたいところだ。(THE ANSWER編集部)