サヨナラ満塁本塁打を放ち、ナインの手荒い祝福を受けるソフトバンクのグラシアル(中央)=ヤフオク(C)KYODO NEWS IMAGES

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○ ソフトバンク 12x - 8 西武 ●

<18回戦・ヤフオクドーム>

 ソフトバンクが延長12回の総力戦をサヨナラで制した。首位・西武を3タテし今季最多を更新する9連勝。ゲーム差を一気に「5」に縮めた。

 ソフトバンクは4番柳田の29号2ラン、2番今宮の8号満塁弾で2回までに6得点。序盤からワンサイドゲームに持ち込んだが、投手陣が西武打線の勢いに飲み込まれ、一時6-8と試合をひっくり返された。

 それでも2点を追う8回、柳田がこの試合2本目の2ランを放ち8-8の同点。そして延長12回、3番グラシアルが4号サヨナラ満塁弾を右翼席へ運んだ。

 勝利投手は、11回からの2イニングを無失点に抑えた中田。ベテラン右腕はこの白星で通算100勝(今季5勝3敗)に到達した。

 西武は先発・郭俊麟が2回までに6失点。それでも4点を追う7回、代打・森の左前適時打、3番浅村の中前2点適時打などで一気に6-6の同点に追いつき、8回は代打・栗山の右前適時打などで8-6と逆転した。

 しかし、9回以降は好機を生かせずゼロ行進。12回は8番手・増田がサヨナラ弾を浴び、ピンチを招き降板した斉藤大が2敗目(1勝)を喫した。