西武・多和田真三郎【写真:荒川祐史】

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21日ロッテ戦に先発、インコースを「どんどん攻めていきたいと思う」

 首位・西武を牽引する「右のエース」多和田真三郎投手が20日、西武第二球場で行われた投手練習に参加。ビジター6連戦初戦のマウンドとなる21日のロッテ戦(東京ドーム)へ向けて、ブルペン入りするなど調整を行った。

 投球練習を終えた多和田は「普通に足も大丈夫だったので、そこはよかった」と話した。バットを踏んで捻った右足に影響はないという。

 前回のオリックス戦では初回にまさかの6失点。「毎試合、初回から全力を心がけているのですが、振り返ってみると全力で行けていなかったなと感じています」。今回は初回からの全力投球を自らに言い聞かせる。

 ロッテ戦は今季2試合に登板。1勝1敗ながら、防御率は6.43と数字の上では分が悪いように思える。ただ、「そんなに悪いイメージはないです」と本人は気にしていない。東京ドームでの登板については「今季、巨人戦で投げていますが、狭いなという印象がある」。それでも、気をつけることについては「インコースの使い方」を挙げ、「やはり使わないといけないので、いくなら厳しく、どんどん攻めていきたいと思う」と相手や球場に左右されることはないという。

「最初は気負いがあった」というカード頭の火曜日登板だが「だいぶ慣れた」と話す。「やることは変わらないが、大事なのは『気持ち』。気持ちの面でしっかり準備したい」と“心の調整”の重要性を説く。

 また、前回登板前には「(負けるまで)髪を切るな」と辻監督に言われたことが話題となったが、現在もまだ「切ってない」とのこと。切りたいと思っていた時の指示だったというものの、「気にはならないがそろそろ切りたい」と本音ももらす。

 散髪は自宅で、妻に手伝ってもらいながら、バリカンで6ミリ刈りにするのがスタンダード。「(散髪のタイミングは)髪がのびてきて、負けたら切っていた」というが、7月16日のソフトバンク戦以降、4戦3勝と負けなし。このまま不敗が続けば……。リーグ最多の13勝目がかかる多和田の投球とともに、その髪型にも注目だ。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)