50年後も歌い継がれる「北海道の歌」を作りたい... NHK&民放5局が垣根越えタッグ
2018年5月29日、北海道で異例のプロジェクトが始動した。
道内のテレビ6局(NHK、HBC北海道放送、STV札幌テレビ放送、HTB北海道テレビ、uhb北海道文化放送、TVhテレビ北海道)が、放送局の垣根を越えて共同で事業・番組制作を行うというのだ。
テレビ業界で他社同士協力し合う「One Hokkaido Project」なる取り組み、一体どんな経緯で協力を図ることになったのだろうか。Jタウンネット編集部は6月1日、プロジェクトの実行委員会に取材した。
「One Hokkaido Project」始動のきっかけは......?(画像はプレスリリースより)
北海道命名から150年を記念して
プロジェクト発足のきっかけについて、「One Hokkaido Project」の実行委員会担当者は、
「今年が『北海道』という名前が命名されて150年の節目の年に当たりまして、同庁を中心に様々な事業が動いている背景がありました」
と説明。
「その際に、北海道のローカル各局で『何か面白いことをしたいね』ということで話が出ていまして、6局で『次の50年に向けた取り組みを』ということで、歌を制作する、という運びになりました」
と述べた。
初年度にあたる18年度の事業コンセプトは「伝えていこう」とあり、道民からのメッセージをもとに、なかにし礼さん作詞、蔦谷好位置(つたや・こういち)さん作曲で、50年先まで歌い継がれる「北海道の歌」を作る。19年2月をめどに、6局合同で特別番組も制作する。全局で同時放送を行う予定になっている。
なお、メッセージは「未来に伝えていきたい北海道」というテーマで、6月26日まで募集されている。ハガキのほか、オフィシャルサイトから応募が可能だ。