「キリンレモン」がシュワシュワの焼き菓子に! 東京みやげにも、いつものおやつにも
都内の観光スポットやエキナカには数えきれないほどの「東京みやげ」が並んでいるが、ふと、「東京らしいモノって何だろう」と考え、セレクトに迷ったことはないだろうか。
Jタウンネットは、このたび「正真正銘の東京土産」をコンセプトにした新しいスイーツ「東京百年物語 キリンレモン サンドクッキー」が発売されたと聞き、さっそく食べてみようと2018年5月24日、JR東京駅内地下1階「銀の鈴広場」にある特設ショップへ行ってきた。
「東京百年物語 キリンレモン サンドクッキー」
サクサク&ほろほろ食感
お店がずらりと並ぶエキナカに、パッと鮮やかなイエロー一色、ショップはすぐにわかった。「初お披露目です。ご試食どうぞ〜!」と店員さんに声をかけられ、遠慮なくいただくことにする。
個包装のパッケージから飛び出したのは、コロンとしたなんともかわいらしい焼き菓子。国産バターを使ったクッキーに、甘酸っぱいレモンチョコレートを挟んでいるという。ポンとほおばると、ほのかにレモンの香りが広がった。
口の中でサクサクほろほろとしたクッキーとチョコレートが混ざっていくと、おなじみの「キリンレモン」の味に! なんとなく炭酸のシュワシュワ感もあっておいしい。
JR東京駅内地下1階「銀の鈴広場」にある特設ショップ
記者が試食している間にも、手に取って買っていく人がいたので声をかけてみた。
秋田県から遊びに来たという20代の男性は、「キリンレモンは好きでよく飲みます。焼き菓子になったって面白いし、食べてみたら少しシュワッとしておいしかったので、家族への東京みやげにしました」。また、神戸から東京に住む息子のところへ遊びにきていたという50代の女性は、「さわやかで懐かしい味。洋菓子は甘すぎるけど、これは一口サイズでちょうどいい。地元の友人へのおみやげにします」と2箱買っていった。
価格は、10個入り918円(以下、税込)、15個入り1377円。
一口サイズの「貴婦人のキス」
「キリンレモン サンドクッキー」は、有名洋菓子ブランド「シーキューブ」が手がける「東京百年物語」シリーズの第二弾だ。
コンセプトは、東京に本社を置き100年以上続いている企業やそのロングセラー商品とコラボし、歴史ある名物や素材を新しい東京発のおみやげに変身させ、魅力を伝えること。第一弾は、昨年発売した「森永ミルクキャラメル」とのコラボ商品「東京物語 焼きキャラメル」で懐かしくも新しいおいしさが話題になった。
一口サイズでかわいらしい
今回のキリンレモンの味にコロンとしたかわいらしい形も、懐かしいけど新しい。どうして焼き菓子にしようと思ったのか、記者は「シーキューブ」を販売するシュゼット・ホールディングスに取材をした。
こたえてくれたのは、「キリンレモン サンドクッキー」の開発に携わった、シーキューブ営業企画課次長の今村恵さん。
「炭酸飲料のさわやかさを表現するには、ゼリーやグミでもいいかもしれませんが、それでは当たり前すぎて面白くない。『キリンレモンが焼き菓子になった』という意外性や楽しさを伝えたいと思いました。コロンとした形は、『貴婦人のキス』という意味をもつ、イタリア・ピエモンテ地方の伝統菓子『バーチ・ディ・ダーマ』をアレンジしています」
今村さんによると、一番難しかったのは果物のレモンとは違う「キリンレモン」の味を再現することだったと言う。炭酸パウダーを焼き菓子に入れるのは難しく、何度も試行錯誤を重ねたそうだ。
写真は10個入り918円(税込み)
「パッケージは100年の歴史感が伝わるようにレトロな中にもかわいらしいモダンさを表現しました。『東京○○』というお土産はたくさんありますが、実は、東京にゆかりのある会社のものは少ないんです。有名企業でも東京に本社があると知らない人も少なくないので、この機会に東京にゆかりのあるお土産として多くの人に味わってほしいと思います」(今村さん)
JR東京駅内地下1階「銀の鈴広場」のショップは6月10日まで。その後は、東京、上野、品川などJRのエキナカを中心に特設ショップを設けて販売予定だ。出店情報は「東京百年物語」商品サイトにて。