“中日ドラゴンズ応援大使”の松井珠理奈(画像は『松井珠理奈 2018年5月25日付Instagram「こども大好き」』のスクリーンショット)

写真拡大

『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』(第10回AKB48世界選抜総選挙)の投票開始が5月29日(火)10:00よりスタートと近づくなか、SKE48の松井珠理奈とHKT48の宮脇咲良が1位を争うのではないかというのが大方の予想だ。特に今回は開票イベントがナゴヤドームで行われるため、SKE48に追い風が吹き松井珠理奈優勢との声も聞く。ただ、地元開催という要因だけで安心できる状況ではない。

昨年の12月7日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンDX』(読売テレビ)に出演した宮脇咲良が『AKB48選抜総選挙』について、「来年は1位いけそうなんです」「私なりに分析してみました」と話したように、前回1位の指原莉乃と2位の渡辺麻友が今年度は立候補辞退とグループ卒業により出馬しないことが最大のカギとなる。

2017年6月17日に開票結果が発表された『第9回AKB48選抜総選挙』では「1位 指原莉乃 246,376票」「2位 渡辺麻友 149,132票」そして「3位 松井珠理奈 113,615票」「4位 宮脇咲良 82,803票」だった。

宮脇は指原莉乃が得た「24万票」のうち「さっしーのファンは12万票は投票しなくなるが、残りの12万票は6万票が他のメンバーに分散され、浮動票となる6万票が(私に)入れば(松井珠理奈さんに)勝てる」という。比率は違ってくるかもしれないが読み方は的外れではない。

指原莉乃は昨年11月25日にSTU48の兼任解除となり、その理由の1つを「STU48の活動を見て、もう一度HKT48と向き合わなければいけないと思った」と明かしている。彼女がHKT48をさらに育てようと決意したことは指原ファンにとって大きなモチベーションとなったはずだ。

宮脇は先日、公表された立候補者ポスターで「博多で獲った旗は、博多が引き継ぐ」を謳い、休養中の兒玉遥を思わせる衣装や指原莉乃から旗を引き継ぐ意思を表す描写が注目されている。『第10回AKB48世界選抜総選挙』で「さっしーの分をさくらに入れよう」と心を動かす指原ファンは少なくないだろう。

また、AKB48で「王道アイドル」を貫いた渡辺麻友のファンが今回投票するとしたら、「王道アイドル」路線の宮脇咲良を選ぶ可能性も考えられる。

つまり宮脇がいう「(指原ファンのうち)浮動票となる6万票」に加えて渡辺麻友ファンによる浮動票も期待できれば、女王の座もグッと近くなる。

一方で、SKE48の松井珠理奈は地元開催が大きな力となるのはもちろんながら、宮脇咲良がそうした可能性を抱えるなか、プラスアルファで票数を伸ばさなければ安心できない。

ただ、松井珠理奈は11歳、小学6年生でSKE48第1期生オーディションに合格すると、その年にAKB48シングル『大声ダイヤモンド』の選抜メンバーに起用された経歴の持ち主だ。しかもそれからずっと活躍し続けている。

存在感あるオーラとリーダーシップは今のAKB48グループで一番だろう。『AKB48選抜総選挙』で1位に選ばれることは『AKB48 53rdシングル』のセンターに立つだけではなく、AKB48グループの顔となる。

彼女が握手会で歌った『あの日交わした約束』を5月26日、SNSに動画で公開している。「大切なひとと叶えたい夢をテーマに作詞した」もので作曲は井上ヨシマサによる。大勢のファンを前に1人で見事な生歌を披露した。

25日にはジャカルタを拠点とするJKT48のクラスBに所属する6期生Erika Ebisawa Kuswan(18)のツイートに「日本語上手ですね」とコメント、「わわわ、リプとフォローありがとうございます! 日本語褒めていただいて嬉しいです! 私、インドネシアと日本のハーフなんです」とやり取りしてお互いのファンを喜ばせている。

これまでの経験に基づくステージパフォーマンスやそうした周囲への気遣いを考えれば、センターにふさわしいのは松井珠理奈ではないかと考える人も多いだろう。

『マジすか学園』シリーズでは「センター」と「さくら」、『豆腐プロレス』では「チェリー宮脇」と「ハリウッドJURINA」という風に何かとライバル関係にある2人だ。『第10回AKB48世界選抜総選挙』での対決はかつての「前田敦子×大島優子」「指原莉乃×渡辺麻友」的な見どころとなりそうだ。

画像は『松井珠理奈 2018年5月25日付Instagram「こども大好き」』『宮脇咲良(HKT48/AKB48)のトーク 2018年5月4日付755「鹿児島〜〜!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)