24日放送、関西放送「コヤぶるッ！SPORTS」では、阪神タイガースの新シーズンについて特集。田尾安志氏、金村義明氏、三浦大輔氏が「トラの優勝」を予想した。

金本知憲監督が就任3年目にして「一番強い」と自信を口にしていた阪神。だが、オープン戦では2リーグ制移行後で球団ワーストとなる6連敗スタートに終わるなど、ファンは不安を口にする。

だが、OBの田尾氏をはじめ、金村・三浦の両氏も、順位予想で阪神を1位に選択。いずれも「忖度はない」と、純粋に阪神の戦力を評価しての予想と強調した。

それでも、オープン戦で結果が出ていないだけに、MCの小籔千豊やファンは様々な疑問を提示。その一つが、先発陣の様相だ。昨季は中継ぎ陣の奮闘で切り抜けたが、今季もいまだに先発ローテーションが決まっていない。

特に注目されるのが、やはり藤浪晋太郎の出来だろう。小藪は藤浪について「何も言わんでええと思います」とコメント。特別枠の選手であり、10勝しようが10敗しようが見守るべきと主張したが、世間はやはり藤浪の復帰を気にしている。

その藤浪は番組の取材で「ボール自体はかなり良いと思っている」と手ごたえをうかがわせた。自分のボールをしっかり投げられれば、「成績はついてくると思っている」と強気なコメントも飛び出し、昨年と違って今年は「自分の球を信じているので。大丈夫だと思います」と自信を強調した。

田尾氏も「何にも気にせず先発で中5日、ずっと投げさせたら良いんですよ」とコメント。三浦氏も「だいたいこのへん（ストライクゾーン）にいけば、そう簡単には打たれないですから」と、心配する必要はないと太鼓判を押した。

金村氏は「優勝しようと思ったら、藤浪と岩貞（祐太）。このあたりが貯金を取らないと。完投能力があるから。一年の間に、この2人くらいでしょう。最後まで投げられるパワーを持っているのは」と、期待を込めて藤浪に発破をかけた。