20日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒に、キャスターの櫻井翔がインタビューした。

小平といえば、所属する相澤病院のサポートも話題になった。櫻井は「じつは私、相澤病院をモデルにされたとされる作品に出ていて、一方的に相澤病院仲間だと思っています」とコメント。小平から笑顔を引き出す。

櫻井がいう「作品」とは、夏川草介氏の「神様のカルテ」。作者が実際に勤めた相澤病院がモデルとされており、映画化された際に主演したのが櫻井だ。「相澤病院仲間」発言は、ネットで「まさかの神カルの話」などと話題にのぼった。

その相澤病院について、小平は「本当に無名の時代から、私の成績というよりは夢を応援してくださった病院なので、1年目は本当に困った状態だったので、すごく救われました」と感謝を表した。

さらに、36歳の櫻井は、小平が31歳で金メダルを手にしたことを「本当にすごい」「改めて驚異的」と称賛。同じ30代として、ピークを更新していった小平がいかに自分と向き合ったかを尋ねた。

小平は「他選手と比べてスローモーションな競技人生を歩んでいる」と返答。「それは目の前に用意された道を歩むのではなく、本当に自分で覚悟をもって選んだ道を歩んできている」「そういった意味ではちょっと、ピークがずれていると思っている」と明かした。

30代だからとフィジカルの調子が落ちるという感覚ではなく、「むしろどんどん自分を高めていける」という小平は、次に500メートルの世界記録更新を目指している。実際、今回のレース映像を見て「少し直さなければならない課題が見つかった」という。

櫻井は「金メダルでなお」と驚きを表しつつ、「納得いく滑りをこれからも追及していくということですか」とコメント。小平も「限りなく100%自分が満足できる滑りができるようにやっていきたい」と、さらなる向上に向けて意気込んだ。