羽生結弦【写真:Getty Images】

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3か月ぶりに公の場でトレーニング…海外記者がレポート「なんてことだ、練習だ!!!」

 フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(ANA)は12日、江陵で韓国入り後、初練習を行った。昨年11月のNHK杯前日練習で右足首を故障後、初めて公の場でトレーニングとなったが、トリプルアクセル(3回転半)を決める回復ぶりに海外記者も「なんてことだ」「準備万端だ」と大興奮でレポートしている。

 アメリカの伝説的スケーター、ディック・バトン氏が1948年サンモリッツ、52年オスロ大会で果たして以来、66年ぶりの五輪連覇の偉業に挑む羽生。20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者は、自身のツイッターで練習の様子をレポートしている。

「なんてことだ、練習だ!!! ユヅル・ハニュウが平昌五輪で初練習」と興奮気味に伝え、「練習開始から11分、ユヅル・ハニュウが初のトリプルアクセル。ハニュウは準備万端だ」と3回転半ジャンプ成功を報告。「そしーーーーて、トリプルアクセルを終えた後、ハニュウ・ユヅルの練習は終わった」と最後までハイテンションだった。

 羽生は11月のNHK杯前日練習でジャンプの着氷時に転倒し、右足首の靭帯などを痛めた。12月のグランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権を欠場。今大会も団体戦を回避し、ギリギリまでトロントで調整を続けてきた。

 コーチのブライアン・オーサー氏は、1月に「彼はいいトレーニングをしている。それについてはいくらでも話せるんだ。彼はジャンプの練習を再開している。日ごとに力強さを取り戻している。彼は痛みなくトレーニングができている。慎重かつ、スマートにね」と説明していたが、3か月ぶりの公の場で復調をアピールした。

 66年ぶりとなる五輪連覇の偉業へ、故障、リハビリを乗り越えた絶対は勇躍、挑むことになる。(THE ANSWER編集部)