【ファンキー通信】おしゃべりミジンコ発見か・・・!?

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 小学生の時に理科の教科書で見た小さな生き物「ミジンコ」。子供ながらに「こんなに小さくて、単純な構造なのに、しっかり生きているんだなぁ〜」なんて思っていた。今回、そのミジンコがしゃべるという驚きのニュースを発見! いったい、どんな声でしゃべってくれるんだろう?

 これを発見したのは、滋賀県大津市の男性。水中の音を聞くことができるという防音加工を施した特殊マイクを開発した。その名も「川の聴診器」。もともと水質測定器の研究に携わって男性が、子供たちに川や湖の音を聞かせてあげようと考えたものだという。

 ある時、この聴診器をミジンコの水槽に入れてみたところ、「プチプチ」「プツプツ」という音が聞こえた。この音は、ミジンコが聴診器にぶつかる音とは異なっており、この男性によれば「ミジンコ自身が発している音ではないか」というのだ。

 しかし、本当にあのミジンコがしゃべることなどできるのだろうか?

 ということで、さまざまな生物の生態に詳しい北海道立理科教育センター生物研究室に問い合わせてみた。すると「一般的にミジンコには声や音を出すような器官はないですね。さらに詳しく調べてみる必要はあると思いますが、現時点では音を出して、ミジンコ同士がコミュニケーションをとっているということは非常に考えづらいことです」とのこと。

 では、あの「プチプチ」「プツプツ」は一体何の音なんでしょう?

 「考えられるとすれば、ミジンコが触覚を使って泳ぐときに発生している音かもしれないですね」(同研究室)

 残念ながら、ミジンコの声ではなさそうだが、普段聞くことの出来ない水の中の音は、ぜひ聞いてみたいところ。前出の聴診器を使えば、澄んだ水と不純物が混じった水中の音の違いを聞き比べることもできるとのこと。

 もしかすると、あなたにもミジンコのように小さな生き物が発している神秘的な音を聞けるかもしれませんよ!(文/verb)