10月から授業などで練習を重ねたリコーダー合奏を11月22日の音楽会で披露された

写真拡大 (全3枚)

「11月22日、お茶の水女子大学附属小学校の音楽会に参加した悠仁さまは、約110人の同級生とともに合唱と合奏を披露されました。

この記事のすべての写真を見る

 合奏では、リコーダーで『オペラ座の怪人』を、ハンドベルのように使うトーンチャイムで『美女と野獣』を演奏されて、見学に来ていたご両親も喜ばれていましたよ」

 秋篠宮家の長男で、小学5年生の悠仁さまの近況についてそう話すのは、秋篠宮家関係者。

 悠仁さまが学校行事に取り組まれる中、長姉の眞子さま(26)と国際基督教大学(ICU)時代の同級生で婚約者である小室圭さん(26)にも「慶事」についての進展があった。

「一般の結納にあたる『納采の儀』が来年3月4日、結婚式が8か月後の11月4日に決定しました。

 式の会場は東京都千代田区にある帝国ホテルで行われる予定で、現在は招待者などを検討されているそうです」(皇室担当記者)

 大好きなお姉さまの晴れ舞台を、悠仁さまはさぞ楽しみにされているにちがいない。

 そんな悠仁さまも来年は小学6年生。たびたび話題にのぼる“お受験問題”について、皇室ジャーナリストは次のように解説する。

「来年度からお茶の水小と名門国立の『筑波大学附属中学校』との“提携校進学”の制度が設けられることになったのです。

 しかし、その制度が“悠仁さまのためなのでは……”と保護者の間で噂されています。

 お茶の水女子大学の附属校は高校から女子校となり、大学受験を見据えて中学受験をする男子生徒が多いため、悠仁さまも中学から別の学校に進まれる可能性があるのです」

 お茶の水小を卒業した若干名の生徒が対象になるという“提携校制度”。

 「偏差値75」で東大・京大にも多数進学する超難関の筑波大附属に学力テストを受けずに入学できるとなれば、これほどいい話はない。

「しかし、筑波大附属を目指してまじめに猛勉強している全国の小学生や、その保護者にとっては複雑な制度でしょうね」(前出・皇室ジャーナリスト)

 悠仁さまの「進学先」についての話題が揺れ動く中、新たな“候補”が浮上した。

「9月9日の土曜日に東京都渋谷区にある『渋谷教育学園渋谷中学高等学校』(通称・渋渋)の文化祭『飛龍祭』に悠仁さまがお忍びでいらっしゃいました」(学校関係者)

 「偏差値70」を誇り、高校からは生徒募集をしない中高一貫校である“渋渋”は、都内屈指の人気共学校だ。

 文化祭で悠仁さまを目撃したという在校生のひとりは、次のように証言する。

悠仁さまは護衛らしき数人と一緒に高校1年生の教室があるフロアや、各部活の出し物を見て回られていました。

 当日、校長先生が“ご案内いたしましょうか”と名乗り出たのですが、“自由に見て回るので結構ですよ”とおっしゃったそうです。

 実は、今年の文化祭から事前予約制にして入場者を絞っていたんです。

 うちの文化祭は人気で来場者は多いのですが、“なぜ今回は予約制なのか”という話にもなりました。

 しかし、いま思えば悠仁さまがいらっしゃるからだったのでしょうね」

 学校側が“悠仁さまシフト”を敷くほどの態勢に生徒側も多少困惑していたようだが、わざわざ足を運んだことからも、進学先として視野に入れられているのかもしれない。

 “渋渋”は1学年につき200名程度が在籍していて、毎年約30名の東大進学者を輩出している「名門」。

 一方では、「自主性」を重んじる学校でもあるという。

「“自調自考”という校訓があり、自分で調べて自分で考えることで“自主性を育む”ことを重視しています。

 校則もゆるくて携帯電話は持ち込み可能、校外研修や修学旅行も現地集合・現地解散で、自由な校風だと思います。授業の始めと終わりを知らせるチャイムがないのは、自分で時計を見たり、5分前行動を習慣化させるためだと教わりました」(同校ОG)

 語学教育にも力を入れていて、国際化を推し進めていると前出のOGが続ける。

「中3の終わりにはオーストラリアに2週間のホームステイ、高校では希望制でアメリカやベトナム、イギリスへの語学研修ができます。

 それ以外にも1年間の留学制度があるほか、普段の授業後に第二外国語を受講できますし、“英会話クラブ”などの部活動も盛んです」

 眞子さまは大学時代にイギリスのエディンバラ大学、次女の佳子さま(22)も現在は同国のリーズ大学に留学されている。

 国際感覚豊かなお姉さま方の話を聞いて、悠仁さまも“渋渋”のインターナショナルな魅力に惹かれているのかもしれない。

「留学経験のある眞子さまや佳子さまと仲がいい悠仁さまなので、お姉さま方から海外についてのお話をお聞きになっていると思います。

 未来の天皇陛下である悠仁さまは、ゆくゆくは国際親善のお仕事をなさるので、国際化を進める学校に進学されることは“帝王教育”の一環としても、とても意義のあることだと思いますよ」

 そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

“渋渋”の保護者からあがった「不安の声」

 しかし、この文化祭の一件で、在校生の保護者からは“不安の声”が上がりはじめているというのだ。

「11月12日に全体保護者会があった際、とある保護者の方が“悠仁さまが『飛龍祭』にいらっしゃったそうですが、どういうことなのでしょうか”と質問したんです。

 校長先生は“確かに悠仁さまはいらっしゃいましたが、このようなことは初めてだったもので……”と、なんとも歯切れの悪い回答でした。

 保護者会の前日だった11日の土曜日には、午後まで教室に残っていた生徒が“これから皇室関係の方が来るから早く帰りなさい”と先生から注意されたそうなのです。

 保護者の間では、“もし悠仁さまが入学されたら、自由な校風の渋渋ではなくなってしまうのかも……”と心配の声が上がっています」(在校生の保護者)

 また、仮に悠仁さまが入学されることになれば、越えなければならない“保護者の壁”があるというのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

「悠仁親王殿下が入学されるとなれば、文化祭や運動会などの学校行事の際に保護者に対して写真撮影の規制がかかる可能性があるでしょう。

 警備上の協力要請も出るはずですから、生徒側も困惑するでしょうし、そういった環境の変化は保護者にとっては心配でしょう。悠仁親王殿下を特別扱いしないようにするのは大事です。しかし、特別なお立場の方であることには違いないので、対応は難しいでしょうね」

 一筋縄ではいかなそうな“お受験問題”。来年6年生になる悠仁さまの“進路”から目が離せない─。