ナイジェリアからの難民が先月ソウルで、ナイジェリア政府の弾圧中断を訴える記者会見を開いた(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国法務部の出入国・外国人政策本部が21日発表した統計によると、韓国で1994年から2017年10月までに難民認定を申請した人は3万82人だった。このうち767人が難民と認定された。

 韓国は1992年に難民の地位に関する条約(難民条約)と難民の地位に関する議定書に加盟し、94年から難民認定申請の受け付けを始めた。

 94年から2010年までの申請者は2915人と、年平均171人だったが、11年は1年間で1011人に上った。14年が2896人、15年が5711人、16年が7541人と増え続け、今年も10月までで7291人が申請。年末には1万人近くまで増えると予想される。

 3万82人の申請者のうち1万8449人に対する審査が終了した。767人が難民と認定され、1446人は人道的な配慮による滞在許可を受けた。申請の撤回などを除いても難民に認定した割合は3%程度と、世界での認定率(38%)を大きく下回る。

 韓国での申請理由は、「宗教」が7720人(24.2%)が最多で「政治的理由」が6711人(22.3%)と2番目に多い。