木村拓哉、ボディガード役の新ドラマ撮影で「ムキタク」に進化するのか
SMAP解散後、露出が減っているように見える木村拓哉だが、現在は再来年公開予定の映画『マスカレード・ホテル』の撮影中だという。さらに 来年1月から放送される連続ドラマ『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)で主演を務めることになった。
連ドラ出演28本目となる今回のドラマで木村が演じるのはボディガード。これまで彼が演じてきた役は美容師、パイロット、レーシングドライバーなどいろいろだったが、今回は今まで演じたことのない役だ。
ボディガードといえば思い浮かぶのは'93年に公開されたケビン・コスナー主演の映画『ボディガード』。
映画の中でケビンは元シークレットサービスの隊員で、タフなボディガードを演じていた。彼だけでなく、シルベスター・スタローンやデンゼル・ワシントン、ジェイソン・ステイサムなどハリウッドの人気アクションスターは必ずと言っていいほどボディガードを演じたことがある。
そして、全員に共通するのがマッチョともいえる“屈強”な身体。だからなのか、木村のドラマに関してこんな声が聞こえてくる。
「警察官ならまだしも、ボディガードとなると、どうして体格のいい男を思い浮かべます。木村さんは決して脆弱なイメージはないのですが、“屈強”とはほど遠いです。設定に無理があるんじゃないでしょうか」(テレビ誌ライター)
体格の話となると、身長にも触れないわけにはいかず、こんな話も。
「共演の江口洋介さんが185センチ、斎藤工さんが184センチ、間宮祥太郎さんが179センチ、菜々緒さんが172センチと長身の人たちばかりです。
木村さんの身長は176センチ前後だと言われていますが、実際に会った人はもう少し低いのではと言っています。これでは、並ぶと弱そうに見えてしまいます。
彼らと絡むシーンは苦労するでしょうね。'05年に放送された月9『エンジン』では共演した女優が長身だったため、二人が立ったままで絡むシーンがなかったと言われました」(テレビ局関係者)
ちょっ、待てよ!
弱そうに見えて、実は強い主人公のほうが、ドラマとしては面白いと思うのだが……。こんな話が出てくると、
「ちょっ、待てよ!」
という声が聞こえてきそうだ。背が低い“タフガイ”はいくらでもいる。
トム・クルーズ。彼は170センチほどだと言われているが、私が実際に会ったときはもう少し小さく見えた。ご存知のように『ミッション:インポッシブル』や『アウトロー』で強い男を演じている。ハリウッド最強と言われるジェット・リーは167センチだ。
『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジ系)でSP(要人警護官)を演じた岡田准一は、木村よりも小さい。170センチくらいだろう。ただ岡田は役作りのために格闘技を学び、筋トレにも励んだことで、プロの格闘家とそん色ない身体をしているという。
「木村さんもサーフィンで鍛えた身体がありますからベースができています。トレーニングすればすぐに筋肉が付くと思います。
いや、役作りに熱心な彼のことだから、もうすでにトレーニングを開始しているかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)
キムタクが筋肉の鎧を付けた“ムキタク”となり、ハードなアクションに挑む! ドラマの放送が待ち遠しい。
<芸能ジャーナリスト/佐々木博之>