2017年11月4日、東北中央自動車道の福島大笹生（おおざそう）-米沢北インターチェンジ（IC）間の35.6キロが開通する。東北地方整備局から9月13日、発表された。

この開通によって、福島、米沢両市間の移動時間は約1時間から約40分に短縮される。

現在両市をつなぐ主要道路となっている国道13号の栗子峠は、急勾配や急カーブが続き、冬季は降雪量が多い豪雪地帯として知られている。今回の開通により、冬場の安全性が飛躍的に向上することは間違いない。

国土交通省山形河川国道事務所のツイッター公式アカウントからも、次のような画像が付いたツイートが投稿されている。

福島市と米沢市を結ぶ新ルートの開通は、物流の効率化による産業振興や、観光交流の活性化に大いに貢献すると期待されている。

この発表を受けて、ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「長さ9kmの『栗子トンネル』で峠越え......これはありがたい」


東北中央自動車道 福島大笹生IC 出入口（E3uematsuさん撮影、Wikimedia Commonsより）

ツイッターに届いている反応を見てみよう。

「35.6Kmとは長い、今年最後の大型開通案件じゃないかな」「全長8972m...長い：栗子トンネル (東北中央自動車道)」「長さ9kmの『栗子トンネル』で峠越え......これはありがたい」などといった感想があった。開通する距離も長いが、トンネルも長い。

「今回開通する区間は新直轄方式のため、栗子トンネルは無料で通行できる日本一の長さを誇る道路トンネルとなるだろうと」と言う人や、「無料だけど片側一車線が微妙だなぁ」と言う人もいた。

「この区間て並行する山形新幹線の最大の難所だけど、このルートが開通するとバスの方が便利になりそうだね」と、車での移動が便利になるかもしれないと予想する人もいた。


建設中の東北中央自動車道 米沢中央IC（E3uematsuさん撮影、Wikimedia Commonsより）