“19歳差コンビ”が決勝OG誘発 前田遼一が久保建英を称賛「タケが良いボールくれた」

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J3FC東京U-23が長野に1-0勝利 久保のパスから前田のゴールと発表されるもOGに訂正

 FC東京U-23は、17日に江東区夢の島陸上競技場で行われたJ3第23節の本拠地AC長野パルセイロ戦で1-0と勝利。

 勝負を分ける決勝点は、元日本代表FW前田遼一とFW久保建英の“19歳差コンビ”の好連係から生まれた。

 FC東京U-23は前田をはじめ、元日本代表MF米本拓司、トップチームで10番を背負うMF梶山陽平など実力者が先発。久保はベンチスタートとなった。

 試合は両チームとも決定打が生まれないまま後半に突入。FC東京U-23は流れを変えるべく、後半22分に梶山に代えて久保を投入。するとその12分後、久保が決勝点に絡む働きを見せた。

 後半34分、FC東京U-23が左コーナーキックを得ると、ボールは一度はね返されるも、相手エリア手前でボールを拾った久保がドリブルを開始。小刻みなタッチで前に運ぶと、複数の相手選手に囲まれながらも冷静にボールをキープし、エリアに侵入するや否や右横の前田にラストパス。前田は寄せてきた相手をかわしてシュートを放ち、相手に当たってゴールが生まれた。

 当初は前田のゴールと発表されたが、すぐにオウンゴールに訂正。久保のアシストは未遂に終わったものの、途中出場で勝利に貢献する働きを披露した。試合後、前田は「タケが良いボールをくれて、オウンゴールじゃなくしっかり決めたかったです」と久保を称賛している。

 1981年10月9日生まれの35歳前田と、2001年6月4日生まれの16歳久保という“19歳差コンビ”が活躍し、FC東京U-23が1-0で勝利を収めた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images