ロッテ・涌井秀章【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

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伊東監督「6回くらいから、つったような状態になった」

 ロッテの涌井秀章投手が28日の西武戦(ZOZOマリン)で右足太もものハムストリングを痛めて緊急降板した。

 6回まで西武打線を3安打2失点に抑え、2-2の5回には加藤の右越え2点三塁打で、今季4勝目の権利も手にしていた。しかし、7回先頭の栗山に初球スライダーを投げた瞬間にバランスを崩し、右太もも裏を抑える仕草をして、トレーナーとともにマウンドを降りた。

 伊東監督によれば「6回くらいから、足の張りというか、つったような状態になった。一杯一杯で(7回の)マウンドに上がったが、1球投げて降板しました。(初回浅村の2ランで)先制されたが、その後は自分の投球ができた。結果的にやられたが、しょうがないです」と突然のアクシデントに頭をかかえるしかなかった。ロッテはエース降板後も終盤までリードしていたが、9回に2失点し、4-5と逆転負けを喫した。

 涌井は広報を通じて「イニングの途中でマウンドを降りることになって申し訳ない。次の登板まで調整します」とコメントし、右足の状態には触れなかったが、エースの故障が長引けば、チーム事情はさらに苦しくなる。(細野能功 / Yoshinori Hosono)