XFN-ASIAによると、米証券大手のメリルリンチは29日、顧客向けレポートの中で、「(中国の経済成長は)2005年後半に緩やかに減速すると見込んでいる」と述べ、中国経済は今年末に向けてやや減速するとの見方を示した。また、同社によると、中国国内の物価も緩やかに上昇するとしている。中国国内の鉄鋼消費や固定資産投資などが高水準に推移し、同国の経済成長は今年前半に加速したものの、現在は企業利益サイクルのピークを迎えており、長期的には、賃金や地価、原材料コストなどの上昇が利益率の低下を促すとした。【了】