XFN-ASIAによると、英銀大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、中国の大手銀行、中国銀行の株式10%を約25億ドル(約2810億円)で取得することを検討している。英経済紙フィナンシャル・タイムズが28日付で報じた。同紙によると、両行は早ければ来週中にも合意し、発表する見通し。RBSは、数ヵ月前から中国銀行側と水面下で株式の売買交渉を行ってきたほか、中国銀行の業務でデューデリジェンス(適正評価手続き)を実施してきたとしている。

  他方、RBSによる中国銀行の株式取得については、香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが27日付で、RBSは最高50億ドル(約5620億円)を投じ、最大15%の中国銀行の株式を取得すると報じていた。関係者の話によると、RBSが取得する中国銀行の株数など内容が変わる可能性があり、両行が合意に至らない場合もあるとしている。【了】