米ユニバーサル、ドリームワークス買収で交渉を開始
CBS MarketWatchによると、米コングロマリットのGE(ゼネラル・エレクトリック)傘下の米映画大手ユニバーサル・スタジオは、同業のドリームワークスSKGを少なくとも10億ドル(約1120億円)で買収するため、予備交渉に入っている模様だ。ニューヨーク・ポスト紙とウォール・ストリート・ジャーナル紙がそれぞれ、28日付の電子版で伝えた。ただ、それらによると、米アニメ映画制作大手のドリームワークス・アニメーションSKGは今回の買収対象になっていない。
ドリームワークスは1994年にスティーブン・スピルバーグ監督らによって設立された映画制作会社で、「アメリカン・ビューティー」や「グラディエーター」などのヒット作を生み出しており、また、多数の劇場用映画のライブラリーを保有していることから、ユニバーサルにとって、今回の買収は同社の映画DVD事業部門の強化につながる。GEの株価はニューヨーク市場で27日、前日比0.29%高の34.80ドルで引けた。【了】