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Up! GTI、£15,000(217万円)で登場

速くて、しかもお買い得。フォルクスワーゲンのそんなジュニア・ホットハッチが帰ってきた。Up! GTIは、かつてのゴルフGTIを思い起こさせる……、いや、それ以上のモデルのようだ。

今週開催されるGTIファン・ミーティング(オーストリア)で、一般公開される最新のGTIモデルは、2018年初頭に英国で発売される。その価格は、£15,000(217万円)だ。

ライバルは、フィアット500アバルト?

Up! GTIは、VWの高性能車を扱うRディビジョンとロードカー部門の共作である。
・エンジンの高性能化
・ダウンフォースの強化(リア)
・サスペンションのチューニング
を施すことで、パフォーマンスとハンドリング性能を高めたのが特徴だ。

スペックは? 500アバルトより非力?

スペックは、以下の通り。
エンジン:1.0ℓ3気筒直噴ガソリン・ターボ
最高出力:115ps/5000rpm
最大トルク:20.3kg-m/2000-3500rpm
車両重量:997kg
駆動方式:前輪駆動
変速機:6速マニュアル
0-100km/h加速:8.8秒
最高速度:196km/h

500アバルトの1.4ℓ4気筒ユニットと比べて約30ps非力ということになる。

このエンジンは、ゴルフの最安価モデルに使用されるものだが、「サウンドアクチュエーター」と呼ばれる合成エグゾースト・ノート機能により999ccの音質をレベルアップできるという。

サスペンションは、前が改良型マクファーソン・ストラット、後ろが改良型トーションビームで、専用チューニングを施したスプリングとダンパーを装備し、車高を15mm低めたのが特徴だ。

内外装は、どう違う? 5ドア・モデルも存在

エクステリアの変更点は、下記の通り。
・フロントバンパーの追加エアベント
・フロントとリアのGTIバッジ
・前フェンダーのGTIバッジ
・ボディ・サイドのストライプ
・17インチ・ブランズハッチ・アロイホイール
・レッドのブレーキキャリパー(前)
・リア・バンパーの変更
・リア・スポイラーの追加など

インテリアの変更点は、下記の通り。
・ダッシュボードの「レッドピクセル」トリム
・格子縞のファブリックシート(前)
・フラットボトム・ステアリング(赤ステッチ)
・黒革ハンドブレーキ・レバー
・サイドシルのGTIパネル
・シフトノブのGTIマークなど

なお、フォルクスワーゲンは、英国導入モデルに5ドア仕様が存在することを認めている。

またAUTOCARは、すでに試作車のテストを実施しているので、Up! GTIプロトタイプ・インプレッションもあわせて確認されたい。