米コルゲート、Q2最終益8%減=リストラ関連費用の計上響く
XFN-ASIAによると、米日用品大手コルゲート・パルモリーブは27日、2005年第2四半期(4-6月)決算を発表した。それによると、売上高が前年同期比11%増の28億4000万ドル(約3190億円)、最終利益が同8%減の3億4290万ドル(約390億円)と増収減益となった。同四半期の売上高は約10年ぶりの伸び率を記録したものの、税引き後のリストラ関連費用2870万ドル(約32億円)を計上したことが響いた。同費用を除いた1株当たりの利益は67セントとなり、市場予想と一致した。同社は昨年12月、リストラ4ヵ年計画の一環として、全従業員の約12%に当たる約4400人の人員削減の実施を発表していた。同社によると、この人員削減で、年間2億5000万−3億ドルの費用削減効果があるとしている。同社は、2005年通期最終利益予想について、前年比で1ケタ台後半の伸び率になるとの見通しを据え置いた。27日のコルゲートの株価は、前日比0.25ドル高の52.00ドルで引けた。【了】