CBS MarketWatchによると、27日の米債券市場は、米商務省が同日発表した6月の米耐久財受注が、市場予想を上回る前月比1.4%増となり、3カ月連続の前月比プラスとなったことから、米経済の順調な回復が裏付けられ、また、FRB(米連邦準備制度理事会)が同日発表したベージュブック(地区連銀経済報告)でも、米経済の拡大が今後も続くとの見通しが示されたことから、米国債が売られた。指標の10年物の債券価格は、前日比7/32安の98 30/32に反落し、債券価格と反対に動く利回りは、同3ベーシスポイント増の4.26%で引けた。また、NAR(全米不動産業者協会)が25日に発表した6月の米中古住宅販売戸数が過去最高となり、米住宅市場が順調に拡大していることも、債券市場を押し下げた。【了】