AFX通信によると、半導体大手テキサス・インスツルメンツは25日の米株市場の大引け後に第2四半期(4−6月期)決算を発表した。それによると、売上高は伸び悩んだものの、生産効率の改善により、最終利益が前年同期比42%増の6億2800万ドル(約708億円、1株当たり38セント)となった。税還付など一時的要因を除いた1株当たり利益は32セントとなり、市場予想の27−30セントを上回った。

  同社は、第3四半期(7−9月)業績予想について、売上高を32億9000万−35億6000万ドル(約3710−4010億円)、1株当たり利益を31−35セントとした。市場予想は売上高が33億6000万ドル(約3790億円)、1株当たり利益は32セントとなっている。

  好決算に加えて、同社は20%の増配と20億ドル(約2260億円)の自社株買いも発表したことで、決算発表から1夜明け最初の取引となった26日の株式市場では寄り付きから買いが入り、ドイツ銀行が同社の目標株価を26ドルから30ドルに引き上げたことで、さらに買われ、前日比1.71ドル(5.6%)高の32.30ドルで引け、52週高値を更新した。 【了】