CBS MarketWatchによると、26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月物は、メキシコ湾のハリケーンによる生産中止などに関連し、27日に発表される米週間石油在庫で大きな在庫減少が見込まれるとの観測で、前日比0.20ドル高の1バレル=59.20ドルと3営業日続伸して引けた。WTI9月物は3営業日で2.09ドル上昇したことになり、2週間ぶりの高値水準となった。

  米週間石油在庫では、アナリストの大部分は溜出油在庫が10週連続で増となると予想。一方原油在庫については大半が減少を予想している一方、微増との見方も示されていた。

  暖房油8月限は、ほぼ終日買いが優勢だったが大引け直前で値を下げ、前日比0.29セント安の1ガロン=1.6037ドルで引け、ガソリン8月限は、同1.06セント安の1ガロン=1.6958ドル引けた。【了】