XFN-ASIAによると、韓国携帯電話最大手のSKテレコムは25日、第2四半期(4-6月)決算を発表した。それによると、販売コストと人件費を大幅に削減したことから、営業利益は前年同期比54%増の7134億ウォン(約639億円)となり、市場予想の6640億ウォンと前四半期の6145億ウォンを大きく上回った。また、最終利益は、大幅な投資収益を計上したことにより、同1.56倍の4671億ウォン(約419億円)となった。

  売上高は、関税の引き下げが、契約者増と通話料の増加や携帯インターネットサービスの利用増によって相殺され、同6%増の2兆5300億ウォン(約2267億円)となった。うち携帯インターネットサービスの売り上げは同43%増となった。

  2005年下期(7−12月)の業績見通しについては、同社が2年後の2007年まで市場シェア52.3%を維持することに対し、同業他社がどう対応するかによって、収益性が左右されてくるとしている。同社は今年初め、2005年通期の業績見通しを、売上高は10兆ウォン(約8960億円)、新規契約者数192万人、EBITDA(金利・税金・償却前利益)ベースの利益率を42%としている。【了】