CBS MarketWatchによると、22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月物の終値は、21日に発表された中国・人民元の切り上げを受け、強い元の下で中国の購買力が高まり、原油需要が増加するとの見方が強まったことから、前日比3%高の1バレル=58.65ドルに反発した。しかし、一方で、人民元の切り上げにより、中国の輸出競争力が低下し、原油需要が減少するとの見方も依然、根強く、市場でも判断が分かれている。また、NYMEXの天然ガス先物相場の8月限は、3週間ぶりの安値となった21日から8.4セント高の100万Btu=7.384ドルで引けている。【了】