XFN-ASIAによると、ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフトは21日、2005年6月期第4四半期(4−6月)決算を発表した。それによると、売上高が前年同期比9.4%増の101億6000万ドル(約1兆1220億円)となり、市場予想のコンセンサス101億7000万ドルをやや下回った。最終利益は同38%増の37億ドル(約4080億円)で、一時的項目を除いた1株当たりの利益は33セントとなり、市場予想の31セントを上回った。サーバーソフトや家庭用ゲーム機「Xbox」などの売り上げが好調だった。

  また、通期決算は、売上高が前年の368億4000万ドル(約4兆670億円)から398億ドル(約4兆3940億円)、最終利益が前年の82億ドル(約9050億円)から123億ドル(約1兆3580億円)となり、増収増益だった。

  同社は、第1四半期(7−9月)の見通しについて、売上高を97−98億ドル、1株利益を29−31セントと予想したが、市場予想の売上高99億2000万ドル、最終利益34セントを下回った。通期見通しについては、売上高を437−445億ドル、1株利益を1.27−1.32ドルと予想したのに対し、市場予想は、売上高437億9000万ドル、最終利益1.42ドルとなっている。

  21日の同社の株価は、前日比0.25ドル(1.0%) 高の26.44ドルで引けた後、時間外取引では、同日終値比0.53ドル(2.0%)安の25.91 ドルと反落して推移している。【了】