XFN-ASIAによると、米食品製造大手アルトリア・グループは20日、2005年第2四半期(4−6月期)決算を発表した。それによると、最終利益は、為替差益と、傘下の米たばこ事業会社フィリップモリスの好調な海外売上高に支えられ、前年同期比1.5%増の26億7000万ドル(約3000億円)となった。1株当たり利益は、前年同期の1.27ドルに対し、1.28ドルとなった。前年との比較が可能な継続事業ベースの1株当たり営業利益は1.40ドルとなり、市場予想と一致した。

  売上高は、前年同期比8.3%増の247億8000万ドル(約2兆8000億円)となった。フィリップモリスの米国内売上高は前年から変わらず、海外売上高は同5%増となった。また、同社は、インドネシアのたばこ会社PTハンジャヤ・マンダラ・サンポエルナを買収したことから、2005年通期の1株利益予想レンジを、前回予想をわずかに引き上げ、5.00−5.10ドルとした。 【了】