CBS MarketWatchによると、半導体世界最大手のインテルは19日、米株市場の通常取引終了後に第2四半期(4−6月)決算を発表した。それによると、ラップトップPC用のチップの売り上げが好調だったことから、最終利益は前年同期比16%増の20億4000万ドル(1株当たり33セント)となり、市場予想の32セントとほぼ一致した。売上高も同15%増の92億ドルとなり、市場予想と一致した。

  しかし、粗利益率が56%となり、前年同期の59.4%を下回ったことに加え、同社予想の57%も下回ったことを嫌気して、米ナスダック市場の時間外取引で同社の株価は通常取引終値比4.39%安の27.45ドルに急落した。通常時間帯では、前日比1.70%高の28.71ドルで引けていた。

  同社の第3四半期(7−9月)の売上高見通しは、96億−102億ドルとなっており、市場予想では前年同期比15%増の97億6000万ドルとなっている。また、次世代型のチップの開発のため、第3四半期に28億−29億ドルを投じるとしている。2005年の設備投資計画について、同社は従来予想の54億−58億ドル(約6100億−6600億円)から59億ドル(約6700億円)に上方修正した。【了】