県立藤代高等学校(茨城)

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集合写真(藤代)実力を発揮できずに終わった秋季大会

■藤代はどんな学校?茨城県取手市にある茨城県立藤代高等学校は1973年に創立。旧藤代町域では初となる全日制普通科の県立高校として誕生した。開校以来、文武両道の精神が息づいており部活動に加入している生徒が多い。野球部は01年春、03年春、05年夏、11年夏、14年夏の5度、甲子園に出場し、全国の舞台でも3勝を挙げている。昨秋は茨城大会の初戦で敗れたが、今年は3年ぶりの甲子園出場を虎視眈々と狙っている。OBに野口 祥順選手(元ヤクルト)、井坂 亮平投手(元楽天)、美馬 学投手(楽天)など。

■藤代野球部の紹介現在、野球部は2年生26名、1年生28名の計54名。今年のチームは「試合を作れる投手が豊富にいて守りが堅く、足の速い選手も多い」と、伊藤 圭吾主将。校庭には野球部専用の十分なスペースがあり、雨天時の練習場も備えられている。

■藤代を引っ張る選手は?昨秋は、小野村 尚道選手、河原井 卓選手、渡邉 雄斗選手らが活躍した。そのなかでも伊藤主将が期待を掛けているのは渡邉選手だ。「とても足が速いのが特長で、今シーズンは勝負強い選手になってほしい」

■秋季大会で得た手応えと課題「秋季大会は力を発揮することができなかった」と、振り返る伊藤主将。昨秋は県南地区大会を勝ち抜けたものの、茨城大会は1回戦で下妻二に0対5で完敗。「3安打しか打てずに完封負け。何もできずに敗れてしまって、すごく悔しかった。今後に向けて、それぞれが飛躍していく必要があると感じました」

■この冬の意気込みこのオフシーズンのチームの目標は「スケールを大きくし、力勝負で勝てるチームになること」という藤代。そのために伊藤主将は「何事も先延ばしにせずに、1日の中でしっかりとした成果を得られるようにしていきたい」と日々の鍛錬を積み重ねていくことを誓っている

選手層の厚さは負けない!

 ここからは河原井 卓選手(2年)と小野村 尚道選手(2年)にお話を伺います。

河原井卓選手(藤代)

Q. 秋に見つかった課題は何でしたか?

河原井:打力の弱さと、個々の勝負心の不足です。小野村:ボールまで追っていく足。そして、体が細く、打力がなかったのでチーム全体としての力負けしてしまったことが課題です。

Q. この冬はどんな冬にしたいですか?

河原井:秋の大会で負けた悔しさを忘れず、勝つために努力する冬にします。小野村:体作りを中心にすべてにおいてレベルアップし、一日一日を意味のある日にしていきます。

小野村尚道選手(藤代)

Q. モットーや好きな言葉は何ですか?

河原井:「平常心」です。小野村:「見る・考える・決める・やる」です。

Q. 他のチームに負けないこのチームの長所は何ですか?

河原井:選手層の厚さなら負けません。小野村:執着心です。

Q. この冬の目標宣言をお願いします。

河原井:絶対、甲子園に行く!小野村:打率4割5分! 走・攻・守の3拍子そろった選手になる!

 河原井選手、小野村選手、そして藤代高校野球部の皆さんありがとうございました。

今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!