県立対馬高等学校(長崎)
■100年以上の歴史を持つ長崎県立対馬高等学校は、長崎県対馬市にある県立高校。創立は1905年で100年以上の歴史を持つ。野球部は1977年に軟式から硬式に変更されたが軟式時代の1959年には県大会・北九州ブロックで優勝している。グラウンドはサッカー部、陸上部と共有で現在の部員数は1年生が11人とマネージャー2人、2年生が6人とマネージャーが1人。波多野 喬介主将にチームの長所を尋ねると「先輩、後輩関係なく仲が良い、元気が良い、きつい時に声をかけ合える」と答えてくれた。「チームで1番長打力を持つ選手。ここぞという時に打ってくれる」と波多野主将が話す梅野 圭吾選手は秋に活躍した。
■シーソーゲームで敗れた相手は準優勝しかし、波多野主将の口からは秋の大会については「チームにとってたくさんの課題が見つかり、このままではまだまだ上を目指していけない大会でした。課題は投手のピッチング、守備、試合への集中力、きつい時の声掛け、体作りだと思います。印象に残っているのはやはり、秋の大会の長崎東との試合です。シーソーゲームが続き、我慢し切れず負けました。
試合後は後悔ともっとチームの努力が必要という悔しい思いでいっぱいでした」と反省の言葉が並んだ。3回戦で敗れた長崎東は準優勝。全く歯が立たなかったわけではないが「自分達よりここぞという時に我慢ができ、チャンスで確実に打て、チームの活気、チームワークが良く素晴らしいチームという印象でした」とチーム力での差を痛感。ウエイトの体作りや300mのシャトルランなどでこの冬に鍛え「まずは春目標のベスト8の壁を破って、夏には1試合1試合を大事に勝ち上がりベスト4を目標にそれより上を目指します」と飛躍を誓う。
■春に花を咲かす準備をしたいその目標を達成するため波多野主将は春のキーマンに桐谷 悠平選手、梅野 圭選手、糸瀬 銀司選手、西山 尚吾選手、梅野 海選手、そして自分自身と大量6人の名前を挙げた。「きつい練習を頑張って他のチームとの差をつけ、体作りを頑張り、密度の濃い練習をし、春に向けて花を咲かす準備をしていきたいです」と主将は語った。
対馬の選手たちに聞く!ここからは糸瀬 銀司選手、西山 尚吾選手にお話を伺います。
糸瀬 銀司選手(対馬)
Q. 秋を振り返って見つけた課題は何でしたか?
糸瀬:チャンスでの凡打、キャッチング技術、長打力、送球などです。西山:チャンスであと1本が打てないこととミスが連続することです。
Q. この冬はどんな冬にしたいですか?
糸瀬:秋に見つかった課題を1つでも多く無くし、それぞれの技術をアップさせる冬にしたいです。西山:チーム全体的に体が細いので体を大きくし、打撃力が上がるようにしていきます。
Q. モットーや好きな言葉はありますか?
糸瀬:勝つことには、とことん貪欲であれ、です。西山:練習は裏切らない、です。
波多野 喬介選手(対馬)
Q. 現チームの長所、他のチームに負けないところはどこですか?
糸瀬:打線が爆発した時の得点力です。西山:テンションが高く、ノリがいいところです。
Q. この冬の目標宣言をお願いします。
糸瀬:自分の課題を克服し、スイングスピードやバッティング技術、キャッチャーとして必要な技術を限界までレベルアップするまで成長したいです。西山:全力で積極的なプレーをしていきます!
心と体を大きく成長させる!梅野 圭吾選手(対馬)
當山 暢平監督にもお話を伺います。
Q. 新チームでのチーム作りのテーマは何でしたか?この冬のテーマも教えて下さい。
本校の持ち味は打撃の”思い切りの良さ”なので常にフルスイングを心掛けるよう指導してきました。秋の大会では打撃面に関しては持ち味を出すことが出来ていたと思います。一方で精神面の弱さから守備のミスが連発し、結果的には守備のミスで負けてしまいました。この冬は持ち味の打撃の”強く振る”に加えて”精度を上げる”をテーマにすると共に、投手力を含めて守備力の向上を図っていきたいと思います。
Q. 冬のトレーニングに励む選手にメッセージをお願いします。
どれだけ厳しく取り組めるかで”心”と”体”の成長は変わってきます。”体”に加えて”心”を大きく成長させることが出来るよう練習に取り組んで下さい。
當山監督、対馬高校野球部の皆さん、ありがとうございました。長い歴史に新たな1ページを刻むシーズンにして下さい。
今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!