現れるか?今春のスーパーエース!歴代のセンバツ投手大記録を振り返る!

写真拡大

昨年の選抜優勝投手の村上 頌樹(智辯学園)

 今年のセンバツは竹田 祐(履正社)、金久保 優斗(東海大市原望洋)、山口 翔(熊本工)、櫻井 周斗(日大三)など多くの注目投手がいる。彼らは、大会の主役と呼べるような投球を見せてくれるだろうか。前回はセンバツの打撃記録について紹介したが、今回は好投手たちが挑む過去の投手記録について迫っていきたい。

完全試合 過去2人 松本稔(前橋・1978年)、中野真博(金沢・1994年)無安打無得点試合 過去12人(その1人がダルビッシュ 有投手)4試合連続完封 4人(その1人が殿堂入りした平松政次投手)大会通算最多奪取三振 60 江川卓(作新学院・1973年)1試合最奪三振(9回まで) 21 戸田善紀(PL学園・1963年)先発全員奪三振 島袋 洋奨(興南・2009年)となっている。さらに過去5年、選抜優勝校投手もしくはエースの防御率は以下の通り2016年 村上 頌樹(智辯学園)防御率0.382015年  平沼 翔太(敦賀気比)防御率0.402014年 中田 竜次(龍谷大平安)防御率1.132013年 小島 和哉(浦和学院)防御率0.642012年 藤浪 晋太郎(大阪桐蔭)防御率1.58

 こうしてみると、近年の甲子園優勝投手は、ほぼ防御率0点台〜1点台に収めている。全国制覇を果たすにはどんな相手でも、1試合でほぼ1点以内に抑える実力が問われることが分かる。昨年の甲子園優勝投手の村上は、2試合完封。3試合が自責点0と抜群の安定感を誇った。まさにスーパーエースというべき活躍だった。今年のセンバツでもスーパーエースと呼べる投手が現れることを期待したい。

注目記事・第89回選抜高等学校野球大会 特設ページ