これまで世界の様々なところで地震は発生してきました。

地震大国の日本では知られていませんが、実はポルトガルでも過去に地震は発生しています。

1755年、ポルトガルの首都リスボンを襲った未曾有の大地震「リスボン大震災」によって、津波と火災が引き起こされ、リスボンの街全体は崩壊してしまいます。

そんな大震災に見舞われたリスボンで、唯一被害を逃れた地域がありました。

それが今回ご紹介するカフェのある旧市街地「アルファマ(Alfama)地区」です。

リスボン市内の高台にそびえ立つサン・ジョルジェ城と、穏やかに広がるテージョ川の間に広がるアルファマ地区では、白い壁にオレンジ屋根が立ち並ぶ、昔ながらのリスボンの下町風景に出会うことができます。


そんな場所では地図を見ず散策してみるのがオススメ。

脇道を縫うように歩いてみるだけで、200年前にタイムスリップしたかのような街並みを堪能する事ができます。

そんなどこか懐かしいアルファマ地区の真ん中に突如現れるひときわ賑やかなお店が、今回ご紹介するカフェ「ポイズカフェ(Pois Café)」。

ポルトガルらしい鮮やかな外壁の向こうには広々とした店内が広がっています。

近年アンティーク家具業界で注目されているポルトガルの愛らしいソファやスツールが沢山用意されていて、思わず長居してしまいそうな居心地のいい開放感を味わえます。

また、このカフェは料理がとっても美味しいことで有名で、日替わりのおすすめメニューは、平日でも14時前に売り切れになることもあります。

オススメはポルトガル料理の定番のポークステーキとマッシュルームポテト。

柔らかくてしっかりした味のあるポルトガルの豚肉はうまみたっぷりで、程よく味付けされたマッシュルームポテトの柔らかい甘みがよく合います。

そんなウマミたっぷりのポークステーキは、キンキンに冷やして飲むポルトガルビール「スーパーボック」と一緒に味わってみましょう。まさに他のどこでも味わえない、ポルトガルの味わいを堪能できるはずです。

このスーパーボックは、ポルトガルのどのレストランにも置いてある定番のビールで、どんな料理にも合うキレのある軽い飲み心地にファンは多いようです。

天井が高い店内は、とても開放的でポルトガルの心地よい風を感じる事ができます。

壁には、ポルトガル出身のアーティストの作品が展示されています。

もちろんこの展示されたアート作品は購入も可能です。

また店内にある本は自由に手にとって読むこともできます。

リスボンの旧市街地アルファマ地区の歴史ある小道を心のおもむくままに散歩したなら、ちょっと一息、おいしい時間も味わってみてはいかがでしょうか?

きっとおいしいポルトガル料理とともに楽しむ時間は、忘れられない旅のひとときとなるに違いありません。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア

お店 Pois Café
住所 R. de São João da Praça 93-95, 1100-521 Lisboa
電話 +351 218 862 497
営業時間 月〜土曜日 10:00〜23:00
     日曜日のみ 12:00〜23:00
お店のホームページ http://www.poiscafe.com