総務省が発表した労働力調査(速報)によると、11月の完全失業率(季節調整値)は前月に比べ0.1ポイント上昇の3.1%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が3.2%で前月と同じ水準、女性が2.9%で前月から0.2ポイント上昇した。

 完全失業者数は197万人(前年同月比12万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は19万人(同4万人減)、「勤め先や事業の都合」は29万人(同6万人減)、「自己都合」は85万人(同5万人減)だった。

 就業者数は6452万人(前年同月比73万人増)で、就業者数のうち、雇用者数は5758万人(同82万人増)。

 正規雇用は3356万人(同56万人増)、非正規雇用は2034万人(同24万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート984万人(同1万人減)、アルバイト433万人(同11万人増)、派遣社員133万人(同1万人減)、契約社員291万人(同10万人増)、嘱託115万人(同2万人増)、その他78万人(3万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、卸売業・小売業(16万人増)、教育・学習支援業(12万人増)、農業・林業(11万人増)などが増加し、建設業(6万人減)、医療・福祉(6万人減)、製造業(22万人増)、金融業・保険業(12万人増)などが増加し、建設業(23万人減)、運輸業・郵便業(5万人減)などが減少した。