[Alexandros]川上「才能より好きかどうか」16歳女子にエール

[Alexandros]の川上洋平が5月17日、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。将来に悩むリスナーからの書き込みを紹介し、実際に電話をかけてアドバイスをしました。



【リスナーからの悩み相談】

『今高2なんですが、将来の事とかで凄く悩んでいます。中学の時の夢はパン屋でパンを作る事だったのですが、いま学校(専門系の高校)で製菓専攻していて才能が無いんじゃないかと……。製菓部の子はそういう道に行くと決めていて、自分は趣味くらいが良いなと思ったりしています。学校の先生もいいなと最近思ったり凄く将来の事で悩んでいます。（16歳・女性）』

川上「“才能が無いな”って思ってしまった理由はある？」

リスナー「パンを焼く前の成形する時にシワを作ったらダメなんですけど、シワシワになったりして」

川上「完成品を他の人と比べてみたら、不恰好だったり？」

リスナー「はい」

川上「なるほどね。何となくなんですけど、自分に才能が無いって決めつけるのはまだ早いのかなって思いますけどね。例えば、僕がギターを始めて2年目で“才能無いなー”って諦めてしまうのと同じじゃないですか？」

リスナー「はい」

川上「まぁ、僕は最初から自信はあったけど（笑）。今でも自分に才能があるのかどうかって分からないんですよ。でも何で続けているのかというと、才能がある無し以前に好きだからなんですよね。だから自分自身に問いて欲しいのは、“パンを作るのが好きか、嫌いか”って事ですね。パンを作るのは好き？」

リスナー「はい！」

川上「だよね。だから自分が“パンを作るのが誰よりも好きなんだ！”って、自分の中で決めればいいじゃん。それをまず貫いた方がいいかもしれません。“私はいま、他の子よりも不恰好のパンを作ってしまうけど、 愛だけはこのパンに詰まってます！”みたいな」

リスナー「はい（笑）」

川上「ちなみに、パンの見た目は不恰好かもしれないけど、味はどうなんですか？」

リスナー「う〜ん。普通……」



川上「普通なんだ（笑）。同じ“作り手”の先輩としてアドバイスしておきますけど、そこは嘘でも“おいしい！”って言っておきましょう（笑）」

リスナー「（笑）」

川上「おいしくないパンは人には出さない。“絶対においしいです”っていうパンを作れるまでは、完成って言わない方がいい。そこを目指して欲しいな」

リスナー「はい！」

川上「お互い頑張りましょう。良いモノを作っていこうね!!」

（[Alexandros]の川上洋平は、2016年5月17日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! アレキサンドLOCKS!」に出演しました）