作家・平野啓一郎「執筆の気分転換はギターを弾くこと」
デビュー作「日蝕」で芥川龍之介賞を受賞、最新刊の長編小説「マチネの終わりに」も話題の作家の平野啓一郎さんが、TOKYO FMの番組に出演。ギターへのこだわりと、ランチタイムに女性におすすめしたいジャジーな3曲を紹介してくれました。
(TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」5月19日放送より)
「葬送」ではショパンの生涯を描き、最新刊「マチネの終わりに」ではクラシックギタリストを主人公にするなど、音楽通としても知られる平野啓一郎さんがこだわっているのは「ギター」。小説を執筆するには、ギターは欠かせないアイテムのようです。
「実は小学生の頃からギターをずっと弾いていまして、だいたいエレキギターやアコースティックギターを弾いていたんですけど、去年ついにクラシックギターを買ってしばらく練習していました。なかなか難しいんですけどね、ギターを弾くと気晴らしにもなりますし、昔好きだった曲を弾いてノスタルジックな気分に浸ったりとか。ちょっとでいいんですよね。4、5分くらいで気が紛れる。楽器が仕事部屋にあるというのが、ひとつ僕のこだわりですかね。
音楽は、辛い気持ちのときにも楽しい音楽を聴いているとだんだん気分が良くなってくるとか、僕たちが生きることに実は深く関係していると思うんですね。気分が落ち込んだときには、ちょっと心を慰められるような曲を聴いて、その日その日を頑張って過ごしてください。僕もいつもそうしています」
そんな平野啓一郎さんが選んでくれたランチタイムの選曲は、女性におすすめしたい、甘さ漂うジャジーな3曲でした。
「You Are So Beautiful」(Billy Preston)
「ビリー・プレストンは、ビートルズのレコーディングでピアノを弾いていたことで有名な人ですが、非常にキャッチーな美しいメロディーを書いていまして。(この番組は)OLさんだとか、ランチタイムに女性もたくさん聴かれているということなので、こういう甘い曲で『You Are So Beautiful』と言われると元気になるのではないかと思いまして、選曲しました」
「Killing Me Softly With His Song」(Roberta Flack)
「『マチネの終わりに』という最近出した小説の中でも、この曲を主人公がクラシックギターにアレンジして演奏する場面がありまして、選んでみました。非常に大人な静かな曲。すごく好きな曲で、僕は彼女のコンサートにも行ったことがありますが、女性が憧れる女性の声じゃないかな?という気がします」
「Autumn Leaves」(Sarah Vaughan And Her Quartet)
「『枯葉』と日本語で訳されたり、いろいろな人がカバーしている有名な曲ですけども、ここは全編スキャットだけというめずらしいバージョンで、非常にパワフルで。僕はこの曲を聴くといつもすごく元気になるんですね。ぜひランチタイムの締めにこの曲を聴いて、また午後の仕事も頑張っていただきましょう!ということで、選んでみました」
最新刊「マチネの終わりに」は、毎日新聞と「note」アプリで連載されていた大人のための恋愛小説。音楽も重要な役割を果たしています。6月5日には、東京・青山ブックセンター本店で、大江千里さんとのトークイベントも開催されます。詳しくは、平野啓一郎さんのオフィシャルブログhttp://lineblog.me/hiranokeiichiro/ http://lineblog.me/hiranokeiichiro/をご覧ください。
5月20日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、京都在住の4ピースバンド、Homecomingsが登場します。お楽しみに!
【あわせて読みたい】
★中村うさぎ、原作書き下ろし舞台“新釈・白雪姫”は「むしろ魔女目線で」(2016/5/20) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/SYAhgWAz6q.html
★原田知世「まさか自分が人前で歌うなんて、想像もしていなかった」(2016/5/19) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/FcTQ0qTT9c.html
★岡崎体育「アボカド、カレー、ポテチはアレと一緒に食べまーす!」(2016/5/19) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/URtvAsFDko.html
<番組概要>
番組名:「LOVE CONNECTION」
放送日時:毎週月曜〜金曜11:30〜13:00/「STARBUCKS MUSIC BARISTA」は12:30ごろから
パーソナリティ:LOVE
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/love80/
(TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」5月19日放送より)
撮影/瀧本幹也
「葬送」ではショパンの生涯を描き、最新刊「マチネの終わりに」ではクラシックギタリストを主人公にするなど、音楽通としても知られる平野啓一郎さんがこだわっているのは「ギター」。小説を執筆するには、ギターは欠かせないアイテムのようです。
「実は小学生の頃からギターをずっと弾いていまして、だいたいエレキギターやアコースティックギターを弾いていたんですけど、去年ついにクラシックギターを買ってしばらく練習していました。なかなか難しいんですけどね、ギターを弾くと気晴らしにもなりますし、昔好きだった曲を弾いてノスタルジックな気分に浸ったりとか。ちょっとでいいんですよね。4、5分くらいで気が紛れる。楽器が仕事部屋にあるというのが、ひとつ僕のこだわりですかね。
音楽は、辛い気持ちのときにも楽しい音楽を聴いているとだんだん気分が良くなってくるとか、僕たちが生きることに実は深く関係していると思うんですね。気分が落ち込んだときには、ちょっと心を慰められるような曲を聴いて、その日その日を頑張って過ごしてください。僕もいつもそうしています」
そんな平野啓一郎さんが選んでくれたランチタイムの選曲は、女性におすすめしたい、甘さ漂うジャジーな3曲でした。
「You Are So Beautiful」(Billy Preston)
「ビリー・プレストンは、ビートルズのレコーディングでピアノを弾いていたことで有名な人ですが、非常にキャッチーな美しいメロディーを書いていまして。(この番組は)OLさんだとか、ランチタイムに女性もたくさん聴かれているということなので、こういう甘い曲で『You Are So Beautiful』と言われると元気になるのではないかと思いまして、選曲しました」
「Killing Me Softly With His Song」(Roberta Flack)
「『マチネの終わりに』という最近出した小説の中でも、この曲を主人公がクラシックギターにアレンジして演奏する場面がありまして、選んでみました。非常に大人な静かな曲。すごく好きな曲で、僕は彼女のコンサートにも行ったことがありますが、女性が憧れる女性の声じゃないかな?という気がします」
「Autumn Leaves」(Sarah Vaughan And Her Quartet)
「『枯葉』と日本語で訳されたり、いろいろな人がカバーしている有名な曲ですけども、ここは全編スキャットだけというめずらしいバージョンで、非常にパワフルで。僕はこの曲を聴くといつもすごく元気になるんですね。ぜひランチタイムの締めにこの曲を聴いて、また午後の仕事も頑張っていただきましょう!ということで、選んでみました」
最新刊「マチネの終わりに」は、毎日新聞と「note」アプリで連載されていた大人のための恋愛小説。音楽も重要な役割を果たしています。6月5日には、東京・青山ブックセンター本店で、大江千里さんとのトークイベントも開催されます。詳しくは、平野啓一郎さんのオフィシャルブログhttp://lineblog.me/hiranokeiichiro/ http://lineblog.me/hiranokeiichiro/をご覧ください。
5月20日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、京都在住の4ピースバンド、Homecomingsが登場します。お楽しみに!
【あわせて読みたい】
★中村うさぎ、原作書き下ろし舞台“新釈・白雪姫”は「むしろ魔女目線で」(2016/5/20) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/SYAhgWAz6q.html
★原田知世「まさか自分が人前で歌うなんて、想像もしていなかった」(2016/5/19) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/FcTQ0qTT9c.html
★岡崎体育「アボカド、カレー、ポテチはアレと一緒に食べまーす!」(2016/5/19) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/URtvAsFDko.html
<番組概要>
番組名:「LOVE CONNECTION」
放送日時:毎週月曜〜金曜11:30〜13:00/「STARBUCKS MUSIC BARISTA」は12:30ごろから
パーソナリティ:LOVE
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/love80/