水樹奈々、作詞・作曲者が明かす名曲「レイジーシンドローム」制作秘話
声優・歌手として活躍する水樹奈々がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Mの世界」に、北海道出身の4人組バンド・phatmans after schoolから、ボーカル&ギターのヨシダタクミさん、ギターのユタニシンヤさんが登場。ヨシダタクミさんが作詞・作曲を担当した水樹の楽曲「レイジーシンドローム」の制作秘話について語ってくれました。
(TOKYO FM「水樹奈々のMの世界」5月9日放送より)
【「レイジーシンドローム」は、もともとはphatmans after school用だった】
「Mの世界」のエンディングテーマ(2015年4月20日〜2015年10月19日)としてもおなじみの、水樹の楽曲「レイジーシンドローム」。このナンバーは、ヨシダさんが作詞・作曲をされたのですが、レコーディングの際に2人が会うことはなく、今回の「Mの世界」が初めての対面だったそう。このため、水樹には聞きたいことがたくさんあったようで……。
水樹「もともと、『レイジーシンドローム』は、書き溜めていた楽曲だったのか。それとも、水樹奈々の(楽曲の)コンペがあるよ、ということで書かれた曲だったのか。その真相が、私わからなくて……。今日、聞こうと思っていたんですよ」
ヨシダ「あれ、実は、まだ僕らが学生時代のときに書いた曲だったんですよ。phatmans(after school)用に……。もう、相当前ですよね」
ユタニ「そうだね」
ヨシダ「6年前とか、それくらい前に書いた曲ですよ」
水樹「えぇー!」
ヨシダ「それを、たまたまバンドでは、ずっと歌わずにとっておいて。『エデン』(水樹のシングル)の楽曲を書かれた藤森(真一)さんが、僕、すごく仲のいい先輩なんですよ」
水樹「そうなんですか」
ヨシダ「はい。それで、藤森さんといろいろお話しているときに、『タクミくん、自分の曲渡してみれば?』っていう話になり……。『ああ、じゃあちょっと提出させていただきます』って、(キングレコードの)三嶋さんにお渡しして……」
水樹「わぁ!」
ヨシダ「たまたまご縁があって、やらせていただいて……」
水樹「そうだったんですね」
ヨシダ「僕もけっこうびっくりしたんです、最初。『いいですか!?』ってなって(笑)」
ちょうど水樹の楽曲のコンペをやっていた頃、キングレコードの三嶋プロデューサーと「すごくそぎ落とした、バンドスタイルの楽曲を歌っていきたいよね」と意気投合し、楽曲を探していたという水樹。
水樹「お正月明けぐらいに、『レイジーシンドローム』が届いて……。もう、『どきゅぅん!』(笑)」
ヨシダ「ありがとうございます」
【水樹とは真逆でびっくり! ヨシダタクミさんの制作スタイル】
これまで歌ってきた全楽曲は、曲が先行して存在したという水樹。一方、ヨシダさんは、歌詞から書かれることが多いそうで。
ヨシダ「道を歩いているときとか、シャワーを浴びているときにテーマを思い浮かべて。当時、自己投影した楽曲を歌うことが多くて、いろいろ考えたときに、言葉の意味とかを調べて、『あ、言葉遊びしよう』といってできたのが『レイジーシンドローム』だったんですよ」
水樹「だから、韻をどんどん踏んでいく……」
ヨシダ「そうです、そうです」
水樹「面白いなぁと思って……歌詞が! 曲もそうですが、歌詞にすっごい惹かれて。だから、ああいうふうに、ちゃんと全部揃っていて。メロディ先行だと、確かに……」
ヨシダ「そうなんです。(言葉を)入れづらくなっちゃうので」
水樹「そうですよね」
【ヨシダタクミさんの作詞の発想はマンガから!?】
ヨシダさんの書く歌詞が本当に好きだという水樹。何にインスパイアされるのか、発想のヒントを伺ったところ……。
ヨシダ「僕、映画とかは、正直ほとんど観ないんですよ。ただ、本が大好きで……特に、マンガが好きなですよね」
水樹「へぇ……」
ヨシダ「マンガって、マンガ家さんがこれを言いたくてこのコマ描いたとかあるじゃないですか。アニメでもあるじゃないですか。絶対ここのシーンを使いたくて、引きにしてるみたいな……。ああいう言い回しを、一つ一つ覚えていて。いつか、ドヤ顔で言おうみたいなのを貯めておいて……」
水樹「(笑)」
ヨシダ「それが知識の中にあったときに、たまに思い出して。あの言葉、そのままはちょっとまずいから、僕なりの言い方に変えようというワンフレーズを。だから、僕も歌詞のこの一行だけが言いたくて……とか多いですね。『レイジーシンドローム』のときも、『ロールプレイングゲームの中で飽きるまで誰かになりたい』っていう歌詞があって……」
水樹「はい、はい!」
ヨシダ「あれが、めっちゃ言いやすかったんですよ(笑)。韻が踏みやすくて、『あ、これ言いたい』ってなって」
水樹「ええー! そこに核があったんですね。気づかなかった! 意外! 私は、絶対A(メロ)のところにあると思っていました。『口だけは人間国宝』とか……」
5月18日に待望のセカンドアルバム「アンクロニクル」をリリースするphatmans after school。楽曲を作り、「面白かったら、収録!」という方針で制作されたという本作には、水樹いわく「すごい振り幅!」という、バラエティに富んだナンバーがたっぷり収録されています。
そして、5月16日(月)の「Mの世界」では、「大好きな昭和ギャグ」語り、再び! 後世に伝えたい素敵な芸について、その魅力を熱くお届けします。どうぞ、お楽しみに。
【あわせて読みたい】
★恐怖の隣人「私はコレにドン引きました」(2016/5/15) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/RqDIppbPL5.html
★そういえば、メロンパンはなぜメロンの味がしないのにメロンパンなのか?(2016/5/13) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/5ZoOqBcQlD.html
★水樹奈々 大好きな「昭和のギャグ」ランキング発表!(2016/5/9) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/D89GY2Puyi.html
<番組概要>
番組名:「水樹奈々のMの世界」
放送日時:月曜日深夜1:00〜1:30
パーソナリティ:水樹奈々
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/7
番組公式Twitter:@m20081001 https://twitter.com/m20081001
(TOKYO FM「水樹奈々のMの世界」5月9日放送より)
声優・歌手として活躍する水樹奈々
【「レイジーシンドローム」は、もともとはphatmans after school用だった】
「Mの世界」のエンディングテーマ(2015年4月20日〜2015年10月19日)としてもおなじみの、水樹の楽曲「レイジーシンドローム」。このナンバーは、ヨシダさんが作詞・作曲をされたのですが、レコーディングの際に2人が会うことはなく、今回の「Mの世界」が初めての対面だったそう。このため、水樹には聞きたいことがたくさんあったようで……。
水樹「もともと、『レイジーシンドローム』は、書き溜めていた楽曲だったのか。それとも、水樹奈々の(楽曲の)コンペがあるよ、ということで書かれた曲だったのか。その真相が、私わからなくて……。今日、聞こうと思っていたんですよ」
ヨシダ「あれ、実は、まだ僕らが学生時代のときに書いた曲だったんですよ。phatmans(after school)用に……。もう、相当前ですよね」
ユタニ「そうだね」
ヨシダ「6年前とか、それくらい前に書いた曲ですよ」
水樹「えぇー!」
ヨシダ「それを、たまたまバンドでは、ずっと歌わずにとっておいて。『エデン』(水樹のシングル)の楽曲を書かれた藤森(真一)さんが、僕、すごく仲のいい先輩なんですよ」
水樹「そうなんですか」
ヨシダ「はい。それで、藤森さんといろいろお話しているときに、『タクミくん、自分の曲渡してみれば?』っていう話になり……。『ああ、じゃあちょっと提出させていただきます』って、(キングレコードの)三嶋さんにお渡しして……」
水樹「わぁ!」
ヨシダ「たまたまご縁があって、やらせていただいて……」
水樹「そうだったんですね」
ヨシダ「僕もけっこうびっくりしたんです、最初。『いいですか!?』ってなって(笑)」
ちょうど水樹の楽曲のコンペをやっていた頃、キングレコードの三嶋プロデューサーと「すごくそぎ落とした、バンドスタイルの楽曲を歌っていきたいよね」と意気投合し、楽曲を探していたという水樹。
水樹「お正月明けぐらいに、『レイジーシンドローム』が届いて……。もう、『どきゅぅん!』(笑)」
ヨシダ「ありがとうございます」
【水樹とは真逆でびっくり! ヨシダタクミさんの制作スタイル】
これまで歌ってきた全楽曲は、曲が先行して存在したという水樹。一方、ヨシダさんは、歌詞から書かれることが多いそうで。
ヨシダ「道を歩いているときとか、シャワーを浴びているときにテーマを思い浮かべて。当時、自己投影した楽曲を歌うことが多くて、いろいろ考えたときに、言葉の意味とかを調べて、『あ、言葉遊びしよう』といってできたのが『レイジーシンドローム』だったんですよ」
水樹「だから、韻をどんどん踏んでいく……」
ヨシダ「そうです、そうです」
水樹「面白いなぁと思って……歌詞が! 曲もそうですが、歌詞にすっごい惹かれて。だから、ああいうふうに、ちゃんと全部揃っていて。メロディ先行だと、確かに……」
ヨシダ「そうなんです。(言葉を)入れづらくなっちゃうので」
水樹「そうですよね」
【ヨシダタクミさんの作詞の発想はマンガから!?】
ヨシダさんの書く歌詞が本当に好きだという水樹。何にインスパイアされるのか、発想のヒントを伺ったところ……。
ヨシダ「僕、映画とかは、正直ほとんど観ないんですよ。ただ、本が大好きで……特に、マンガが好きなですよね」
水樹「へぇ……」
ヨシダ「マンガって、マンガ家さんがこれを言いたくてこのコマ描いたとかあるじゃないですか。アニメでもあるじゃないですか。絶対ここのシーンを使いたくて、引きにしてるみたいな……。ああいう言い回しを、一つ一つ覚えていて。いつか、ドヤ顔で言おうみたいなのを貯めておいて……」
水樹「(笑)」
ヨシダ「それが知識の中にあったときに、たまに思い出して。あの言葉、そのままはちょっとまずいから、僕なりの言い方に変えようというワンフレーズを。だから、僕も歌詞のこの一行だけが言いたくて……とか多いですね。『レイジーシンドローム』のときも、『ロールプレイングゲームの中で飽きるまで誰かになりたい』っていう歌詞があって……」
水樹「はい、はい!」
ヨシダ「あれが、めっちゃ言いやすかったんですよ(笑)。韻が踏みやすくて、『あ、これ言いたい』ってなって」
水樹「ええー! そこに核があったんですね。気づかなかった! 意外! 私は、絶対A(メロ)のところにあると思っていました。『口だけは人間国宝』とか……」
5月18日に待望のセカンドアルバム「アンクロニクル」をリリースするphatmans after school。楽曲を作り、「面白かったら、収録!」という方針で制作されたという本作には、水樹いわく「すごい振り幅!」という、バラエティに富んだナンバーがたっぷり収録されています。
そして、5月16日(月)の「Mの世界」では、「大好きな昭和ギャグ」語り、再び! 後世に伝えたい素敵な芸について、その魅力を熱くお届けします。どうぞ、お楽しみに。
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★恐怖の隣人「私はコレにドン引きました」(2016/5/15) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/RqDIppbPL5.html
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★水樹奈々 大好きな「昭和のギャグ」ランキング発表!(2016/5/9) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/D89GY2Puyi.html
<番組概要>
番組名:「水樹奈々のMの世界」
放送日時:月曜日深夜1:00〜1:30
パーソナリティ:水樹奈々
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/7
番組公式Twitter:@m20081001 https://twitter.com/m20081001