サンキュータツオ「BL(ボーイズラブ)の魅力」を語る!
2016年1月に、著書「俺たちのBL論」を出版した、サンキュータツオさんがTOKYO FMの番組に生出演。
BL(ボーイズラブ)初心者向けの作品の紹介や、BL作品の魅力について語りました。
(放送作家の鈴木おさむがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「よんぱち」、5月6日の放送より)
──いま、BL(ボーイズラブ)が熱い
BL(ボーイズラブ)は、いま熱いと同時に、いろんなメディアが取り上げるんですけど。
こういう本を読んでみて、誤解が解ければいいなと思って書いたんですよ。僕もいま、研究中ではあるんですけどね。
まず、二次元ということが大きいですね、絵であるということ。僕はアニメーションを見続けているので、アニメの中だと、かわいい男の子もいますし、かっこいい女の子もいます。
男とか女とか、性別にそんなに縛られていないという事が、大前提にあるんですよね。
「BLとやおい」っていうのがあるんですけど、
「BL」っていうのは、原作が男同士の恋愛を描いてる。
「やおい」というのは、妄想で、男同士の恋愛に変換するという作業なんです。
いわゆる同人誌、みんなが読んでいる漫画の
”実は、あのキャラと、このキャラがこうなっているんじゃないか?”みたいなものは、やおいという分類にされていて、脳みその使い方が違う感じなんですね。
──BL初心者向けの作品「同級生」
「同級生」というのは、エントリーモデルとしては最適で、初心者向けなんですよね。
肉体的な接触がそんなにない感じで、ライトにまとまっている。
少女漫画が好きな人とかでも、すんなり入り込めますね。
絵がとっつきやすいですし、ちょっとアーティスティックな絵なんです。
なので、独特な世界観を描くのに向いてる絵柄、万人向けというところはありますね。
主役が高校生の2人なので、とっつきやすいキャラクターかな。
映画も何回か観に行ったんですけど、男性もけっこういましたね。
いま、増えているんですよ。僕みたいな、男なんだけど腐女子的な要素を持っている人というか……カップルで観に来てる人も多かったですね。
ひとつ、ファンタジーだと思っていただけたら、いいかなというのもあるんですけど。
オトコ×オンナでも、オトコ×オトコでも、オンナ×オンナでもいいんですけど、人間同士が惹かれ合って濃い関係性を築くとなると、
どうしても恋愛的になっていかざるを得ない、それをしっかり、人間関係として描いてるのが素晴らしいところじゃないかと思います。
パーソナリティの鈴木おさむが、ゲストの旬な話題を掘り下げるTOKYO FM「よんぱち」。ラジオならではのココだけの話にご期待ください。
2016年5月13日(金)の放送は、ゲストに映像ディレクター・江口カンさん、小説家・万城目学さん、ダイノジ・大谷さんが生登場。ホットな話題をお届けします。
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<番組概要>
番組名:「よんぱち 48 hours 〜WEEKEND MISTER〜」
放送日時 :毎週金曜13:00〜16:30
パーソナリティ:鈴木おさむ、岡部茉佑
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/48/
週末の48時間=よんぱちを充実させる情報満載の生ワイド番組。放送作家、鈴木おさむが旬の情報とゲストを迎えてお送りします。