「大人の上質な時間」、「幸せなひととき」をテーマにお届けする『ヱビスビール presents プレミアムモーメント』。

4月29日の放送では、4月25日に東京・恵比寿のヱビスビール記念館で行われた公開収録のダイジェストをオンエア。「上質」「本物」を知り尽くしたファッションディレクターの干場義雅さんとモデルのアンミカさんによる「旅」をテーマにしたスペシャルトークをお届けしました。



干場「昔は優雅に雑誌を読んでいた時代。僕も『LEON』という雑誌で“チョイ悪”という言葉を考えたり、『OCEANS』という雑誌を作ってきたんですけど、今は時代が変わって、みなさんスマートフォンしか見ないんですね」

アンミカ「今は情報が氾濫して、みなさんがものを“選ぶ”時代になってますからね。だからこそ、今ってゆとりをもつ旅が求められていると思うんです。いつもと違う環境に身を置いて、違う空気を吸って、異文化を知ってみる……パソコンで見てその土地に行った気分になることもできるんですけど、その国を知るには現地に行って、その土地の人たちと交わらないと。百聞は一見にしかず。私の旦那様もそうなんですけど、アメリカの方ってバカンスを長くとるんですね」

干場「長く取りたいですね〜。ちなみにどこに行かれるんですか?」

アンミカ「年末年始はハワイに2週間から3週間行きます。最初は3日休むのも罪悪感でいっぱいだったんです。というのも、モデルさんやタレントさんのお仕事って、一度休んだら次は呼ばれないかもしれないという不安もあったりして。でもある時“何もしない贅沢”をしようと思ったんです。海外に行かなくても、家で一日何もせずにボーッとする時間を設けるんでもいいと思うんですよ。SNSを見ていると、私が休んでいる間に別の人はお料理教室通っていたりして頑張っている。それを見ると、どうしても自分と比較してしまって……。でも『私も何かしなきゃ!』って無理に頑張ってしまう人が多い中、『自分は自分でいい。何もしない贅沢を作ろう!』と。そう思えるようになったのは海外旅行がきっかけなんです。私、ハワイ島のフォーシーズンズが好きで」

干場「またオシャレなホテルですね〜。高そうなイメージですけども……」

アンミカ「でもフォーシーズンズには2日か3日しかいません。ほとんどはオアフのノースショアという場所にいますね。波だけをボーッと見ている時間を大切にしています。そうだ、干場さんといえば、私、イタリアのこと聞きたいです」



干場「イタリアね、僕、90回以上行ってますからね。僕、イタリア人になりたいんですよ(笑)」

アンミカ「今でも十分イタリア人みたいですけどね(笑)」

干場「イタリア人のいいところは、みんな心があったかいんですよ。行くと『おぉ、来たか! これ食べていけ!』みたいにとにかくアツい。その姿を見ていると、僕、涙もろいので涙ポロポロ出ちゃうんですよ」

アンミカ「(笑)。でもそれでいいと思いますよ。それが人と人との交わりですもんね。一期一会という言葉がありますが、こんな大きな地球で一瞬でも出会うってご縁ですもんね」

干場「イタリアはお好きですか?」

アンミカ「イタリアには新婚旅行で行かせていただいたんですよ」

干場「どこに行かれたんですか?」

アンミカ「フィレンツェと、映画にもなったポンペイです」

干場「ポンペイってみなさんご存知ですか? ヴェスヴィオ火山っていう富士山みたいな山があるんですけど、そこが2000年前に大噴火して、火山灰が降って街が一晩で埋まってしまったんですよ。互いをかばい合うように抱き合う恋人の姿が遺跡として残っていたりします。本当に情熱的な国ですし、そしてイタリア人は享楽的な人生を2000年前から楽しんでいたと言われています」

アンミカ「その文化の豊かさに触れたのも衝撃的でしたし、その後にアマルフィに行って……」

干場「映画にもなりましたね」

アンミカ「青の洞窟にも行きました」

干場「イタリアのハワイと言われているのがカプリ島やアマルフィのあたりなんですが、ぜひみなさんに行っていただきたいですね。あの景色を見たら帰りたくなくなりますから」

アンミカ「分かります!」

干場「あと僕のオススメは、ラジオ番組もやっているんですけど、船旅! みなさん大至急、船旅に出た方がいいです!」

アンミカ「私、干場さんの影響で、船旅に興味を持って、今度旦那様とギリシャに行こうと思ってるんですよ」

干場「ギリシャは最高ですよ。ちょっと今、情勢が危険な場所もあるんですけど、とてもいい街です。すごく感動すると思います」

「大人の上質な時間」、「幸せなひととき」をお届けする『ヱビスビール presents プレミアムモーメント』。アンミカさんの言葉のひとつひとつには、毎日の生活を豊かにしてくれるヒントがたくさん。あなたもワーカホリック気味な日々から抜け出して、“何もしない贅沢”を堪能してみてはいかがでしょうか?