[Alexandros]川上「高校時代、UKロックにはまってました」

4月20日にダブルAサイドシングル「NEW WALL / I want u to love me」をリリースする[Alexandros]から、ギターボーカルの川上洋平さんが、TOKYO FMの番組に出演。UKロックへのこだわりと、UKロックライクなお気に入りの邦楽バンドから3曲を紹介しました。

（TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」4月18日放送より）



[Alexandros]のギターボーカル・川上さんが高校生のときにはまっていたのが、UKロック。影響されたイギリスのバンドと、UKロックの魅力を語ってくれました。

「僕はシリアという国に住んでいたんですが、日本に帰国して1〜2年経った頃ですかね、その頃UKロックがすごい好きでした。UKロックはイギリスで生まれたロックで、有名どころではオアシス、ブラー、クーラ・シェイカー、ザ・シャーラタンズとか、あとちょっと年代は違いますけどプライマル・スクリームとかザ・ストーン・ローゼズとか、そういうのが好きなんですけど、イギリスのバンドってなんかちょっとだるい感じなんですよね。ロックって言うとスカッとした気持ちいいシャウトが入って、イエーイ！みたいな感じがするんですけど、イギリスはどちらかというとサビらしくないサビがあって、たんたんと8ビートを刻んで、踊れるんだけど、歌うにはちょっとスカーンとこないかな、でもなんか中毒性があるというか。やっぱり曇り空が似合う音楽だったりします。意外と日本の気候にも合うんじゃないかなと思いますね」

さらに高校生のときに「日本のバンドで、かなり洋楽思考なバンドにはまっていた」と語る川上さんがオススメしてくれたのは、UKロック直系と呼ばれる邦楽バンドのお気に入りの3曲でした。

「Devil’s own」（WINO）

「この曲は98年頃だと思うんですけど、WINOというバンドはその頃のロック好きな若者の間で人気がありまして。それまでUKロック直系というバンドはなかなかいなかったんですよね。そんな中で、このWINOはとにかくすべての雰囲気が完全にUKロックだったんです。そして、ボーカルの吉村潤さんの声こそが一番イギリスっぽかったんです。彼の独特な歌い方は完全にイギリスの音楽の影響を受けているというのが漂っておりました。実は当時、僕は高校生だったんですが、近い将来デビューして、こういう感じの音楽をやりたかったんです。なので先取りされたような気持ちになって、ちょっとイラッとしてましたが、でもやっぱり曲がすごく良くて、格好良くて、すぐにはまっていきました。惜しくも4枚くらいのアルバムで解散しちゃったんですけど、今一番、復活してほしいバンドですね」

「Adventure」（northern bright）

「WINOと同じくらいの時期のバンドで、彼らもイギリスのバンドに影響を受けてます。まさに90年代中期のオアシスとか、ブリットポップに影響受けていると思います。オアシスが来日するときに彼らが前座をつとめていたんですが、当時の洋楽好きな人たちは、日本人がUK直系のサウンドを奏でることにかなり批判的だったんですよ。僕も2000年のオアシスの公演を観に行って、前座のnorthern brightを観ましたが、かなり怒号が舞ってました。いや、すごい格好良かったですけどね。今聴いたら、当時の洋楽ファンも許せるんじゃないでしょうか」

「GOING TO THE MOON」（TRICERATOPS）

「このバンドはみなさんご存じのロックスターでございますけど、実はこのTRICERATOPSもWINOやnorthern brightと同世代だと思います。すごい勉強になりますよね。この曲は日本語を巧みに操ってて、とても気持ちがいい。洋楽ファンの人も納得するし、日本の音楽しか聴いたことがないという人でも好きになる曲です」

ダブルAサイドシングル「NEW WALL / I want u to love me」が4月20日に発売。この夏のフェスへの出演も続々決定しており、サマーソニックやROCK IN JAPANなどにも出演予定！　詳しくは、[Alexandros]のオフィシャルサイトhttps://alexandros.jp/ https://alexandros.jp/をご覧ください。

4月19日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、片平里菜さんが登場します。お楽しみに！