スリーピースバンドD.A.N.桜木が選ぶ「ジャズ&アフロビートな3曲」

4月20日には待望のファーストアルバム『D.A.N.』をリリース。昨年は、フジロックフェスティバルの新人の登竜門として知られるROOKIE A GO-GOのステージにも出演した3ピースバンドD.A.N.から、ギターボーカル&シンセサイザーを担当するフロントマンの桜木大悟さんが、TOKYO FMの番組に出演。「店員さんには丁寧に挨拶する」こだわりと、センスあふれるお気に入りナンバー3曲を紹介しました。

（TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」4月15日放送より）



D.A.N.のフロントマン・桜木大悟さんがこだわっているのは、お店の店員にちゃんとお礼を言うこと。そうすると気持ちに余裕が持てるのだとか。

「僕のこだわりは、お店の店員に対して丁寧に接することです。よく居酒屋とかで注文したり、お酒を持ってきてくれたときに、ちゃんと『ありがとうございます！』と、心を込めて言う。そうすることで、自分の心の整理とか余裕が持てて、マインドコントロールできるんです。僕はそれをこだわりにしています」

そんな桜木さんがオススメしてくれた楽曲は、D.A.N.の音楽にも通じるモチーフ――ジャズ、アフロビート、メロウなR&Bが詰まった3曲でした。

「Ponta de Areia」（Wayne Shorter）

「僕が初めてこれを聴いたのは、代官山の代官山 蔦屋書店でのジャズコーナー特集だったんですが、ウェイン・ショーターのサックスは、今まで聴いてきたジャズのサックスと、明らかに表現力がずば抜けて聴こえました。とても自由で大らかな気持ちになったんですが、去年か2年前かの来日公演も行きまして、いや〜素晴らしかったですね。ブライアン・ブレイドというドラマーも来てたんですが、彼も素晴らしいシンバルのあでやかさ。ウェイン・ショーターもおじいちゃんで、ギリギリサックスが吹けてる感じにもすごく心打たれました」

「What's Your Fashion」（Tony Allen& Eska）

「この曲は、僕の大好きなトニー・アレンというドラマー……アフロビートの先駆者と言われていますが、そのトニー・アレンと、ちょうど今年、新しいアルバムを出したEskaとのコラボレーションの曲です。アフロビートというものがものすごく好きで、去年もモーリッツ・フォン・オズワルド・トリオというテクノのアーティストとコラボレーションしたりとか、アプローチが独特。すごくミニマルな展開の中でじっくりじっくりトランスし、ウォームアップしていくトニー・アレンのセンスに脱帽で、そこにEskaのメロウなボーカルのフィーリングが乗っかった、ブラックミュージックとアフリカンのフィーリングの最骨頂の曲だと思います」

「Broken Vibes」（Taylor McFerrin）

「この曲は、テイラー・マクファーリンという若手の新進気鋭のアーティスト。ブレインフィーダーというレーベルの所属なんですが、父親がボビー・マクファーリンで、CMでも流れていて聴いたことある人もいると思います。僕はテイラー・マクファーリンを先に知ってから、ボビー・マクファーリンを知ったんですが、彼（テイラー）はすごく都会的なR&Bの素養を持っていて、この曲はボイスパーカッションみたいなものも採り入れながら、ウェイン・ショーターやトニー・アレンのような少しアフリカンなフィーリングを持ちつつ、都会的な曲に落とし込んでいてオシャレでセンスがいい。僕の大好きなアーティストです」

チルでミニマルなクラブサウンドとバンドサウンドを融合し、メロウでキャッチーな歌をのせるD.A.N.は、4月20日にファーストアルバム『D.A.N.』をリリース。楽曲同様、センスの塊のようなオシャレなMVも見どころです。5月20日には東京・渋谷WWWにて、ワンマンライブ「D.A.N. presents 《Curtain》1st Album『D.A.N.』Release One Man Live!!」を開催します。詳しくは、D.A.N.のオフィシャルサイトhttp://danbandtokyo.weebly.com/ http://danbandtokyo.weebly.com/をご覧ください。

4月18日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、[Alexandros]が登場します。お楽しみに！